【価格は驚きの約220万円から!】トヨタが安価な中国向け新型bZ3Xを発表!何と発表後僅か60分で「10,000台」を受注、公式ホームページもサーバーダウンの事態に
価格帯含め、トヨタは中国でのEV市場を独占する勢いかもしれない
2025年3月6日、レクサスのマイナーチェンジ版・新型LX600/LX700hが発表される一方で、中国市場ではピュアEVクロスオーバーとなる新型bZ3Xが正式に発表されました。
本モデルは、トヨタのピュアEVクロスオーバーでは最も安価なモデルになるとのことで、その価格は109,800中国元(日本円に換算して約223万円)から。
果たしてどのような仕様で、どのような内外装デザインが採用されているのかチェックしていきましょう。
中国の新興EVメーカーを脅かすであろうbZ3X
こちらが今回、中国市場専売モデルとなる新型bZ3X。
中国市場では、手ごろな価格帯での購入可能なピュアEVモデルが多く散見されるなか、ようやくトヨタからも安価な価格帯となるエントリーピュアEVクロスオーバーが登場。
元々トヨタは、ピュアEVよりもハイブリッドモデルやプラグインハイブリッド(PHEV)に力を入れてきたこともあり、中国では「老舗ブランドのトヨタは仕事が遅い!なぜ電気自動車を出さないんだ」と批判されながらも、ようやく他ブランドと競争できるだけのモデルを発表してきました。
正式から僅か1時間で10,000台を受注!更に公式ホームページもサーバーダウン
本モデルは、中国の広州汽車集団とトヨタの合弁企業である広汽トヨタ(GAC Toyota)より販売されるもので、2024年12月に初披露されてから3か月が経過したタイミングでの発表は意外とスピーディ。
しかもこのモデル、2025年3月6日に正式発表されてから僅か1時間で10,000台の受注を獲得しているそうで、おまけに広汽トヨタのサーバーはダウンしている状態とのこと。
これだけbZ3Xに注目が集まる理由も、トヨタという高品質なブランド付加価値に加えて、トヨタとしては珍しい「安価なピュアEVを投入」したことが起爆剤になったのだと思われますが、さすがのトヨタもここまでの勢いだとは予想もできなかったのかもしれませんね(中国恐るべし…)。
ボディサイズはRAV4相当だが、中国ではコンパクト
今回発表されたbZ3Xの量産仕様ですが、安価でコンパクトなSUVと謳われながらも、ボディサイズは全長4,600mm×全幅1,875mm×全高1,645mm、ホイールベース2,765mmと中々のサイズ感。
イメージ的にはミドルサイズSUVのRAV4に近いサイズ感ですが、車体重量が1,835kgと電気自動車特有の重量感があるため、この点は内燃機関モデルと大きく異なるところ。
ディスプレイオーディオはトヨタ史上最大ともいえる14.6インチを採用
続いてインテリアを見ていきましょう。
インテリアはシンプルながらも先進的で、トヨタにしては少々珍しい2スポークステアリングを採用しています。
ちなみにセンターディスプレイオーディオは、トヨタとしては史上最大クラスとなる14.6インチを搭載し、液晶メーターは意外とコンパクトな8.8インチを採用しています。
スピーカー関連はヤマハオーディオシステムを備え、全11スピーカーを内蔵し、おまけにメーカーオプションではなく標準装備とのこと。