日産「次期GT-R R36は間違いなく復活する。そしてポルシェ911よりも速いニュルブルクリンク最速モデルでなければならない」と発言
(続き)日産の新型GT-R R36の復活について
引き続き、アメリカ・ニューヨークオートショー2025にて、日産関係者がコメントした次期GT- R R36について見ていきましょう。
約17年という長い年月が経った今、ライバルのポルシェ911は大きく進化し、変化している

2008年にポルシェよりも速いスポーツカーを作り上げた日産GT-R R35。
それ以降、ポルシェ911が約17年という年月でどれだけ進化してきたのかを考えると、現代の国産スポーツカーが勝つことは難しく、特に911GT3 RSや911GT2 RSのパフォーマンスに勝つためには、ただ単純に「速い」だけでは勝負になりません。
またその一方で、2008年のGT-R R35のラップタイム以降、ニュルブルクリンクはノルドシュライフェの公式ラップタイムポリシーを導入し、周回20.82kmのサーキット全体で計測しなければならないと規定。
以前、ラップタイムは通常、短いピットストレートを省略し20.6kmのラップで計測されていました。

GT-R R35のオリジナル記録に最も直近にて比較できるラップでは、ポルシェ新型911GT3 RS (992世代)となるわけですが、そのときのラップタイムが6分44秒848を記録しました。
つまり、次期GT-Rがそれを上回るには、トータルパフォーマンス含めてとてつもなく速くなければならないですし、今後登場予定となっているターボチャージャー付きの新型911GT2 RSにも対抗しなければなりません(おそらく6分40秒を切って来る可能性がある)。
日産「次期GT-R R36のパフォーマンスを引き出すこと、様々な規制をクリアするには電動化する必要がある」

こうした様々なハードルがあるなかで、ポンツ・パンディクティラ氏は「次期GT-R R36は何らかの形で電動化する必要がある」とコメント。
加えて、「高馬力の車は、排ガス規制を満たすことは到底できません。ですから、技術がどこで追いつくかが問題です。バッテリー技術、モーター技術には数年かかるかもしれませんが、GT-Rは間違いなく復活するでしょう」と自信を示しており、あわせてR36が復活することも示唆。

ちなみに日産は現在、次期GT-R R36の開発を進めていないとして、構想から実現までは通常「約4年」かかるとのことで、どんなに早くとも2029年~2030年頃。
日産は、2028年度までに自社開発の全固体電池を搭載したEVを市場投入すると語っているため、もしかしたら次期GT-R R36に全固体電池が搭載される可能性も高そう。
自称「車好き」の日産新CEOであるイヴァン・エスピノーサ氏は「次期GT-Rの復活を望んでいる」とも発言しているため、実現は時間の問題だと思いますが、先程のコメントにもある通り、ただ単にスポーツカーとして発表するのではなく、GT-R R36のブランド価値を高めるためのバックボーンとして「ニュルブルクリンク最速」の称号は得たいところ。
その上で、日産を代表するスーパースポーツカーとして再び復活し、新生日産を盛り上げる一台になることに期待したいところです。
1ページ目:次期GT-R R36の復活に前向きな日産だが、様々な課題も残っている?




