ホンダのアメリカ法人が新型CR-V TrailSport (トレイルスポーツ)を公開し、一部改良型の詳細も発表!日本では2025年夏頃にCR-V e:HEVが発売予定
当初より予定していたTrailSportグレードを追加するが、日本市場では設定されず
ホンダのアメリカ法人は以前、2025年に販売する新車・新型車に関する情報を展開し、その際に新型CR-Vの新グレードとなるトレイルスポーツ (Honda New CR-V Trailsport)を販売することを明らかにしました。
そしてホンダのアメリカ法人は2025年4月30日、CR-Vトレイルスポーツを正式に追加し、加えて2025年モデルの改良型も同時に発表しました。
おそらく日本市場向けの新型CR-Vにもつながる改良だと思われますが、どのように商品改良されるのかチェックしていきましょう。
見た目オフロードチックでアグレッシブさが増したCR-V TrailSport
こちらが今回、アメリカ市場向けに発表された新グレードのCR-Vトレイルスポーツ。
アメリカで最も売れているホンダSUVの一つであるCR-Vですが、更に勢いを付けるために登場したのがトレイルスポーツ。
トヨタRAV4でいえば、アドベンチャーに相当・対抗するグレードだと思われますが、その見た目はアウトドアテイストで、ボディカラーもトヨタのアーバンカーキに近い色合い。
アメリカではトレイルスポーツのグレードが人気
こちらは、フロントグリルの一部ですが、メッシュタイプのフロントグリルパターンに、”TRAILSPORT”の専用バッジを貼付することで、フロントでも見た目の差別化は十分。
ちなみに、ホンダのトレイルスポーツが設定されているモデルは、今回のCR-V以外にもパスポートやパイロット、リッジラインといったアメリカ専売モデルが対象で、実はこれらのモデルのトレイルスポーツが全体の20%以上を占めているんですね。
そう考えると、ホンダがCR-Vにトレイルスポーツを設定してくるのは当然といえば当然なのかも。
あとは、CR-Vの販売台数の50%以上がハイブリッドモデルというのも意外で、ホンダの最も人気のある電動モデルであり、ホンダ/アキュラブランド全体で見ると、販売台数の30%がハイブリッドを占めているため、改めてCR-Vがホンダの主軸を支えるモデルになっているようです。
こちらはサイドビュー。
スタイリングは、従来のCR-Vと変わらないものの、アウタードアハンドルやサイドミラーキャップ、ルーフスポイラーの先端、ルーフレールはブラックに加飾されて引き締まったデザインに。
足もとのタイヤアルミホイールもトレイルスポーツ専用で、18インチアルミホイールに235/60R18インチのコンチネンタル製オールテレインタイヤを標準装備。
こちらはリアデザイン。
ネームバッジの”CR-V”はクロームブラックアクセントに変更され、マフラーフィニッシャーは両サイド1本出し。
そしてサテンシルバー加飾のスキッドプレートも確認できます。
リアテールゲートの右下には、”TRAILSPORT”の専用ロゴも追加され、他グレードとの差別化も完璧。
こちらはリアテールゲートオープン時。
2列目シートが前方に倒れた状態でのラゲッジスペースが公開されていますが、残念ながらフルフラットにはならず。
あとラゲッジフロアには、ゴム製のラゲッジマットも装着されているようです。
一部改良でハイブリッド×四輪駆動の性能も向上
ちなみにホンダ曰く、今回の一部改良でハイブリッドモデルの全グレードに設定される四輪駆動[AWD]を改良し、ロックディファレンシャルを模したオフロード性能を向上させているとのこと。
具体的には、約14.4km/h以下の速度域において、車軸を挟む2つの車輪の回転速度が大きく異なると車両が判断すると、トルク出力を調整し、ブレーキをかけて車体左右の速度バランスを調整する働きがあるそうです。