フルモデルチェンジ版・トヨタ新型RAV4のオフロードグレード「ADVENTURE(アドベンチャー)」をチェック!武骨なシフトノブが受け継がれ、「謎の黒加飾」の正体も判明

若者を中心に注目が集まりそうな「ADVENTURE (アドベンチャー)」グレード

2025年5月21日に発表され、同年11月に発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型RAV4。

前回のブログでは、本モデルにスタンダードグレード「CORE(コア)」とアウトドア志向の「ADVENTURE(アドベンチャー)」、そしてハイパフォーマンスグレードの「GR SPORT」の3グレードが展開されることをお伝えしました。

そして以前は、スタンダードグレードで最も売れ筋となるであろうCOREグレードの細部をチェックしていきましたが、今回はオフロード志向となるADVENTUREグレードの細部をチェックしていきたいと思います。

早速、COREグレードとどのように異なるのかも含めて見ていきましょう。


まるで北米専売の4ランナーを彷彿とさせる大口グリルを採用

こちらが今回発表された、アウトドア&オフロード志向となるADVENTUREグレード。

先ほどのブログで紹介したCOREグレードとは異なり、こちらはボディ同色グリルではなく、キーンルックグリルとアッパーグリル(レス?)が設けられた無骨な顔つきで、どことなく北米市場専売の4ランナーを彷彿とさせるものがありますね。

ちなみに新型4ランナーのフロントマスクはこんな感じ。

RAV4はアメリカでも高い人気を得ている主力SUVなので、今回の新型も北米専売のモデルに通じるデザイン言語に仕上げる狙いがあったのだと推測。

とはいえ、ここまでCOREグレードのボディ同色グリルと差別化してくるとは予想外でしたし、こうして様々なテイストで勝負できるのも、トヨタの莫大なる開発資金があるからこそだと思われます。

ヘッドライト直下の黒加飾はダミーダクト?

そして個人的に最も気になっていたのが、こちらのフロントヘッドライト直下の黒加飾部分。

COREグレードでは採用されていないアクセントですが、どうやらエアーダクトのようなパーツが備わっているものの、よ~く見ると「ダミー(フェイク)ダクト?」のようにも見えますね。

あとは北米市場向けをイメージさせるサイドマーカーも、絶妙なアクセントで好み。

ADVENTUREグレードのボディサイズは?

こちらはサイドビュー。

ADVENTUREグレードのボディサイズは、全長4,620mm×全幅1,880mm×全高1,680mm、ホイールベース2,690mmとかなり大きめ。

フロント・リアフェンダーモールは、無塗装ブラックの樹脂が採用され、足もとのホイールは18インチ相当?かと思われますが、シングルスポークのシンプルなデザインは、どことなくランドローバー・ディフェンダーっぽくて魅力的。

あとは、アウタードアハンドルがブラック塗装に仕上げられているのも、ADVENTUREグレード専用で特別感を演出。

ADVENTUREグレードはハイブリッド(HEV)のみ

そして、気になるADVENTUREグレードのパワートレインですが、HEV[E-Fourのみ]の1種類のみを設定するとのことで、プラグインハイブリッド(PHEV)は設定されないとのこと。

こちらはリアデザイン。

こうして見ると、どことなく日産エクストレイル e-POWER (Nissan New X-Trail e-POWER, T33)を彷彿とさせるフォルムですが、縦基調のOLED風テールランプの影響により先進的なデザインに。

リアエンドのトヨタの”CI”マークエンブレムは、ブラックアクセントで見づらくなっていますが、”RAV4”のレタリングバッジはCOREグレード同様にメッキ調加飾のまま。

どうせなら、ADVENTUREグレードらしくブラック加飾にしても良かったのでは?とも思いますし、リアテールゲートに”ADVENTURE”専用バッジを貼付してほしかったところ。

2ページ目:ADVENTUREの内装は、COREに比べると装備レスなところもあるが、一方で魅力的なポイントも?