何これカッコいい…フルモデルチェンジ版・ルノー新型クリオが世界初公開!アグレッシブなデザインにフルハイブリッド採用へ

(続き)フルモデルチェンジ版・ルノー新型クリオの内外装をチェック!

引き続き、フルモデルチェンジ版・ルノー新型クリオの内外装をチェックしていきましょう。

内装も大幅に進化しながらも、実用性もしっかりと残している

続いてインテリアを見ていきましょう。

インテリアは、100%電気自動車のルノー5 (サンク)からインスピレーションを得ており、巨大デュアルスクリーンを採用しながらも(しかも縦型スクリーンは廃止!)、物理スイッチはそのまま残されています。

しかし、ミニマリズム(あるいはコスト削減?)を意識しているのか、クリオの旧式ロータリーノブは廃止され、中央のエアベントの下に専用のエアコン操作ボタンが配置されているため、全ての操作がスクリーンに集約されているわけではなさそうですね。

本モデルの上位グレードにおいては、10.1インチのディスプレイが2つ搭載され、メガーヌ等から流用したステアリングホイールも装備。

小型車でありながらも、クリオは2列5人乗り仕様で、パワートレインの種類によっては最大391Lの荷室容量を備えています。

これは、ハイブリッドシステムがより多くのスペースを占めるためであり、荷室の敷居は40mm低くなり、荷物の出し入れが容易になっています。

追加の収納スペースは、キャビン全体に散りばめられており、センターコンソールの密閉式コンパートメントもその一つ。

フロントにはUSB Type-Cポート2つとワイヤレス充電パッドが装備され、リアには12V電源ソケットが備えられています。

シート間の大きなオートマチックシフトレバーは廃止され、メルセデスベンツのようなコラムシフトレバーに置き換えられてスマートに。

シートもスポーティさを持たせながらも、ブルーのカラードステッチや独特の刺繍を縫合することで特別感を演出。

随所に光るアンビエントライトも何ともオシャレですね。


パワートレインは大きく3種類をラインナップ

続いて、気になるパワートレインですが、排気量1.5LのdCiディーゼルエンジンは搭載されず、フルハイブリッドシステムE-Techが採用されました。

具体的には、排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターを組合わせたハイブリッドシステムが採用され、システム総出力160hp/システムトルク170Nmを発揮、0-100km/hの加速時間は8.3秒と、現行よりも1秒も短縮。

新型クリオは市街地と郊外で最大80%の時間をEVモードで走行すると見積もっているそうで、ガソリン満タン及び1.4kWhのバッテリーが充電されている状態だと、航続可能距離は1,000kmと推定されています。

つまり燃費性能としては、複合サイクル燃費25.6km/Lを実現し、非ハイブリッドエンジンと比較して40%低い数値を実現し、旧型ハイブリッドの23.8km/Lを上回る数値となります。

ルノー曰く、今回のハイブリッドシステムは、メインの電気モーター用に2段、ガソリンエンジン用に4段のギア比を備えたマルチモーダルギアボックスを採用しているとのことで、電気と内燃機関の組み合わせは15通りあると説明。

これは、前世代のハイブリッドシステムを反映していて、車は常に電気モードで発進するため、クラッチはもちろんなく、また後退時には電気モーターを使用するため、リバースギアも存在しないとのこと。

この他、新型クリオのエントリーグレードにおいては、フルハイブリッドではなく、排気量1.2L 直列3気筒ターボエンジンが搭載され、最高出力115hp/最大トルク190Nmを発揮し、トランスミッションは6速MT/6速DCTの2種類をラインナップしているそうです。

更に市場のニーズに合わせて、LPGを燃料とする排気量1.2L Eco-Gエンジンも搭載され、最高出力120hp/最大トルク200Nmを発揮し、トランスミッションはDCTのみ、0-100km/hの加速時間はガソリンモデルに匹敵するとのこと。

1ページ目:新型クリオのエクステリアが大幅に進化し、更なる新時代へと変化

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