スズキ新型フロンクスに衝撃の欠陥!豪州で衝突評価「1つ星」&販売停止命令。なぜ日本のメディアはこの「命に関わる不具合」を報じないのか?
(続き)スズキ新型フロンクスが、オーストラリアにて重大なリコールを届け出しつつ販売停止命令
引き続き、今回オーストラリアにて大きく取り上げられているフロンクスのリコールについて見ていきましょう。
オーストラリアでは問題視されているが、日本ではそのまま放置か?

スズキ新型フロンクスの「シートベルトが機能しなくなる危険性」については、2025年12月22日に発表されたANCAPの衝突テストにて明らかになり、大人と子供の衝突保護が「低レベル」と記録され、1つ星の評価を受けました。
この1つ星という評価は、子供乗員保護性能のスコアが40%と、総合評価で1つ星を獲得するのに必要最低限数値であったため、「星0個」をかろうじて回避。
安全機関は、「記録された胸部への負荷が高かったため、不具合が発生する前に、フロンクスは既に全幅前面衝突テストで0点を受けていた」と説明し、「制御不能なシートベルトの放出はANCAPスコアに影響を与えなかった」と述べています。
自動車評論家もSNSにて苦言を呈す
現時点では、日本向けに製造されたフロンクスに関する指摘・問題などは取り上げられていませんが、自動車評論家の国沢光宏 氏はSNSにて、今回の問題について指摘しつつ、「日本では誰か亡くなるまでそのまんまだろう」と苦言を呈しています
スズキ・フロンクス、日本のメディアは取り上げないけれど、衝突時の危険性が発覚したためオーストラリアで販売停止。
オーストラリアの安全性評価で☆一つという信じられないほど低い評価を受けたからだ。
「後席は使わないように」という強い指示も出ている。
国交省とスズキどうする?
フロンクスのカテゴリーである「スモールSUV」を見ると、基本的に☆5つ。
三菱ASXやインスターが☆4つ。
ルノーの格安ブランドであるダチアが作るダスターですら☆3つ。
☆一つって売っちゃいけないレベルです。
だからこそオーストラリアで販売停止になった。
この件、日本のメディアは全く伝えない。
もちろんフロンクスに乗っている人へのアナウンスだって無し!
フロンクスで問題とされたのはリアシートの安全性だ。
ちなみに日本はリアシートの安全基準って”ほぼ”無し。
オーストラリアの場合「後席に座る人の命の重さも同じ!」と考えます。
フロンクスの詳細評価を見ると、リアシートのダミーが大人も子供も真っ赤!
下は左がオフセット。右フルラップ。
赤い表示だと死亡リスク大とされており、オーストラリア政府も「後席は使うな」。
下はクロストレックの評価である。
オールグリーンだったらケガすらしない可能性があるレベル。
先日、運転席の母親は軽傷。
シートベルトを締めていた後席のお子さんが2人とも亡くなった事故があったけれど、スズキ車だった。
日本も後席の安全試験を行うべきだと強く主張してきたが、国交省の天下り団体であるJNCAPは「国交省が必要なしと言っている」で全く無視。
下はJNCAPのフロンクス。
後席の評価をしていないため☆4つ。
そもそも日本でクルマを買う人は「国交省の無作為により、どれを買っても同じくらい安全」だと思っている。
国交省、世界的に見たら微少なミスで自動車メーカーを叱って見せるというパフォーマンスが大好きな一方、本当の意味での安全性についちゃ全く感心無し。
繰り返すがJNCAPに何度も「後席も!」と言ってきた。
いずれにしろフロンクスの後席は危険である。
所有している人はリスクを考えて欲しい。
もし友人や知人が乗っているのなら教えてあげて欲しい。
さて。国交省やスズキはどう対応するだろう。
JNCAPで☆4つだから問題なしとする?
参考までにオーストラリア政府の対応は、現行車のまんまなら販売不可という判断である。
日本では誰か亡くなるまでそのまんまだろう。
via:X(旧Twitter)
なおリコール通知には、「スズキ株式会社とスズキ・オーストラリアは、リストに載っている車両のフロンクスの全顧客に対し、後部座席の使用を直ちに中止するよう勧告する」と記載しています。
改めて、フロンクスのANCAP衝突試験に関する結果をおさらい

参考までに、今回大きな話題となったフロンクスの衝突試験でのシートベルトの不合格情報を見ていきましょう。
これは、フロンクスの乗員保護の「レベルが低い」ことと、政府の規制当局に報告された「稀で深刻な」後部シートベルトの不具合を記録したため、ANCAPの安全評価で「星1個」という厳しい評価を受けたというもの。
フロンクスの衝突性能は非常に悪く、シートベルトの不具合(後部座席のダミー人形が助手席に頭突きをすることを可能にした)は、そのテストで「すでに0点を獲得」していたため、安全評価には影響しなかった、としています。

同社は、子供乗員保護性能評価でわずか40%を獲得し、「星0個」の評価をかろうじて免れたものの、これは総合評価1つ星に必要な最低限の結果であり、この評価の「柱」においては2017年以来最低の結果となります。
なおスズキは、安全性の結果を調査する間、この車両の販売を中止しており、公式声明にて「この評価の見直しを当面の焦点に据えた」と述べています。
フロンクスの評価結果については、シートベルトの不具合を除けば、ANCAPの基準よりも厳しくないオーストラリアとニュージーランドの政府安全基準を満足しているようですが、(繰り返しにはなりますが…)果たしてこの結果が日本ではどのように影響を受けるのか気になるところ。
なお、スズキがANCAPにて最低評価を獲得したのは今回が初めてではなく、実は現行スイフトでも「構造部品が欠けている」ことが判明しており、その状態で評価を最低評価を受けたことがあったため、過去18か月間で2件目の最低評価ということになります。
1ページ目:豪州にてフロンクスがシートベルト関係の致命的欠陥により販売停止及びリコール!日本向けはどうなるの?





