これは新しい。スクラップ車両を再利用してインテリア家具に変身

2020-05-27

ドイツに拠点を置く、リサイクル品を用いてオブジェやアート等を製造するスタイルクラシックが、スクラップ予定となっていた車のパーツを再利用し、インテリアの一部として復活するという何とも新しい提案型の家具を生み出しました。
例えば、上の画像にあるようなスクラップ車両のフロントエンドからボンネット部分を上手く活用し、そこにシートを配置することで、何ともお洒落なソファに変身。ボンネット開閉が行えることにより、シートに埃が溜まらないというメリットがあり、更には輪止め可能な車輪も装着されているため、移動も非常に楽な設計となっています。
ちなみに、ヘッドライト部分にもしっかりと電球がついており、スイッチ一つで点灯・消灯が可能となっています。


他には、以下のような普通のソファーも生み出されていますが、こちらもスクラップ車両のリヤバンパー部分を再利用したもの。
とても車のパーツが使用されたソファとは思えないほどにお洒落な仕上がりとなっていますね。

ちなみにこちらは、先ほどのリヤバンパーでできたソファと組合わせて使用するもので、スクラップ車両のフロントバンパーを再利用しています。
中央から引き出されているところは、ソファと同じ生地に見えますね。両サイドは引き出しになっています。

実はこれ、以下のように足かけ用として使用するものとなっているのですね。
実際に活用できるかどうかは不明ですが、欧州ではこういったスタイルが意外と主流となっています。
日本では、車のパーツを再利用したインテリア家具を見かけたことが無く、一方で欧州ではこういった粗大ゴミになり得るものを上手く活用し、ビジネスに繋げていくケースも多いため、日本もごみの数を減らすことも含め見習うべきところでもありますね。

Reference:TOPGARAGE

中にはこんな斬新なデザインも!
関連記事:スチームパンクが日産「GT-R」をカスタム。内部がわかるようなスケルトンラッピング風(2017/10/12投稿)


アンティーク風商品のラッピング等を手掛けるスチームパンクが、日産「GT-R」をカスタムラッピング。
過去これまで、主に家具や小物などをメインとしてきたスチームパンクですが、今回は新たな試みとしてスポーツカーのラッピングに挑戦しています。

ラッピング内容としては、日産「GT-R」のVR38DETT(V6エンジン)をメインとするエンジンルーム内と、ルーフの一部を空かしたかのようなスケルトン風ラッピングとなっており、どことなくレトロなイラスト感が個性的な味を引出し、かなり完成度の高い仕上がりとなっていますね。

なお、エンジン内部をほとんど認知していなかったスチームパンクですが、今回のためにエンジンに関する知識を相当に蓄えたらしく、「なぜこの位置にシャフトがあるのか」「なぜV6エンジンなのか」といった根本的なところまで把握したとのことで、ラッピングにかける想いが対象とするモノにまで精通するというのはまさにプロフェッショナル。
今後、スチームパンクは日産「GT-R」以外にも様々なスポーツカーのカーラッピングに挑戦したいとコメントもしており、どういったデザインを施していくのか非常に気になるところですね。