シボレー「コルベットZR1」に早くもリコール。エアバッグが展開せず死亡のリスク上昇
意外と速かった「コルベットZR1」のリコール
シボレーの最新ハードコアモデル「コルベットZR1」に早くもリコール発令。
親会社であるゼネラルモーターズ(GM)の報告によれば、エアバッグの展開に問題があるかもしれないとして、2018年に製造された498台全ての「コルベットZR1」が対象となります。
主な要因はセンシング診断モジュール(SDM)による誤作動
詳細としては、センシング診断モジュール(SDM)が主な原因であるとして、特定の路面状況下で非常に激しい制動及び持続的な加速事象にさらされた場合に誤作動となる恐れがあるとのこと。
更には、SDMは故障状態に入り、バッテリ電源がシステムから取り外されるまで通常の動作に戻ることができず、この故障した状態ではSDMはクラッシュ時にセンシングすることができずエアバッグを展開することができず、傷害または死亡のリスクが増大するとのこと。
なお、この問題が発生する可能性があるのは、全498台の内の僅か1%程度と推定されています。
エアバッグの調査については、5月8日からスタートし、既に納車されているオーナーに対しては6月29日から順次郵送にて通達をする予定となっています。
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Reference:CARSCOOPS