約2.4億円で落札されたワンオフモデルのトヨタ・新型「スープラ」。BMWのフローズングレーを流用している疑惑が浮上→本当なのか確認してみた

2020-05-27

ワンオフモデルの「スープラ」、まさかのボディカラーまでもBMWから提供?

先日のアメリカ・スコッツデールでのバレット・ジャクソンオークションにて、約2.4億円というとんでもない金額にて高額落札されたワンオフモデルのトヨタ・新型「スープラ」。
本オークションでは、生産第一号のフォード・新型「マスタング・シェルビーGT500」が約1.2億円、VIN005の「マクラーレン・セナ」が約1.5億円、2014年式のメルセデスベンツ「AMG G63 6×6」が約1.4億円、レクサス「LFAニュルブルクリンクパッケージ」が約1億円、そして2019年モデルのガルフレーシングデザインに身を纏った「フォードGT Heritage Edition」が約2.8億円と、全て億超えの高額落札額となりましたが、その中でも圧倒的な注目を集めたのがワンオフモデルの「スープラ」と言われています。

そんなワンオフモデルの「スープラ」ですが、ボディカラーに光沢無しのマットグレーカラーに身を纏っていたものの、このカラーが共同開発によってプラットフォームやエンジン、そして各種パーツ類を提供してくれたBMWのフローズングレー(Froze Grey)に似てるんじゃない?という疑惑が浮上。


実際にはトヨタオリジナルの新色であったことが判明

これについてソース元のCARSCOOPSは、実際にトヨタ・アメリカに問い合わせしたところ、トヨタ・プロダクションコミュニケーションズのシニアマネージャーであるナンシー・ハッベル氏の回答では、「スープラに採用されているカラーはBMWのフローズングレーではなく、スープラ専用の特別カラーとなるファントム・グレーだ」と回答。

確かにフローズングレーと結構似ていますし、共同開発モデルとなる「Z4」とほとんど同じパーツ類を流用しているということを考えたら「ボディカラーも流用してるんじゃね?」と思われても仕方のないところ。

ちなみにこちらがBMW「Z4」に塗装されているフローズングレー。
確かにワンオフモデル「スープラ」のファントム・グレーに非常に似ています。

トヨタは今後、スーパーカー同様にオーダーメイドカラーを採用する可能性も?

今回のボディカラーは、「スープラ」のためだけに作られた特別塗料ではありますが、もしかすると顧客の要望次第では、ランボルギーニのアド・ペルソナムシステム等のようにラインナップには無い特別な塗料を作成してくれることを示唆したものかもしれない?とも言われています。

未だトヨタのボディカラーラインナップは、各種モデルによって限られたボディカラーしか提供していませんが、ゆくゆくはどのモデルに限らず、無限大に広がるボディカラーを提供する可能性があり、そのオーナーのためにしか作られないワンオフカラーが誕生する日も訪れるのかもしれません。

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Reference:CARSCOOPS