マツダ・新型「アクセラ/マツダ3(Mazda3)」の日本仕様情報公開!ボディカラーは全8色、価格判明で218万円から、主要緒元も明らかに

2020-05-27

日本仕様の新型「マツダ3」の現時点で判明している情報を公開

マツダの新型スポーツハッチバック/セダンモデル「アクセラ/マツダ3(Mazda3)」の日本仕様に関する最新情報を入手。
先日ディーラにて、新型に関するマニュアルが配布されたとのことで、早速その資料を隅々まで拝見し、今回得られた情報を可能な限りお届けしたいと思います。

まず名称についてですが、今回発表される新型「アクセラ/マツダ3(Mazda3)」は、専用マニュアルの表紙や中身をチェックしていくと、”アクセラ”という表記が無いことから、日本名でも”アクセラ”は無くなり、海外仕様と共通の意味も兼ねてほぼほぼ「マツダ3(Mazda3)」で決定みたいですね。
そのため、以下からは全て「マツダ3」という表記にて説明していきます。

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早速新型「マツダ3」の詳細情報をチェック

エンジンラインナップは大きく3種類ラインナップ

まずはパワートレインについてですが、今回は大きく3種類のエンジンがラインナップされます。
※スポーツハッチバックとセダン共通となります

【新型「マツダ3)」エンジン一覧】
[現行]SKYACTIV-G 1.5 → [新型]SKYACTIV-G 1.5/SKYACTIV-G 2.0
[現行]SKYACTIV-D 2.2/SKYACTIV-D 1.5 → [新型]SKYACTIV-D 1.8
[現行]SKYACTIV-HYBRID → [新型]SKYACTIV-X

上の通り、今回の新型モデルでは100%ガソリンモデルのSKYACTIV-Gが、排気量1.5Lの1種類から排気量1.5L/2.0Lの2種類がラインナップされます。
続いてクリーンディーゼルモデルのSKYACTIV-Dは、ガソリンモデルとは反対で排気量2.2L/1.5Lの2種類から排気量1.8Lの1種類のみとなります。
そして最後が、マイルドハイブリッドモデルで、これはSKYACTIV-HYBRIDから最新の圧縮点火技術を採用したSKYACTIV-Xへと置き換えられることになります。

上記のエンジンラインナップに併せて、トランスミッションについては、全グレードでマニュアル(MT)とオートマ(AT)がラインナップされるとのことで、これに加えて駆動方式も前輪駆動(FF)と四輪駆動(AWD)がラインナップされますが、MT+四輪駆動(AWD)という組合わせは無いとのこと。

ボディカラーについて

Polymetal Grau Metallic

続いてボディカラーですが、新型「マツダ3」では、計8色のボディカラーがラインナップされます。
ほとんどが前モデル「アクセラ」と共通となりますが、新型ではハッチバック専用色となる”ポリメタルグレーメタリック”が追加されますが、有料色かどうかは今のところ不明。
反対にライト系ブルーの”エターナルブルーマイカ”が廃止となります。
なお、新型「マツダ3」に採用されるカラーラインナップは以下の通り。

【新型「マツダ3」カラーラインナップ一覧】
○ソウルレッドクリスタルメタリック(有料色)
●マシーングレープレミアムメタリック(有料色)
○スノーフレイクホワイトパールマイカ(有料色)
ポリメタルグレーメタリック(ハッチバック専用カラー)※新色
○チタニウムフラッシュマイカ
●ディープクリスタルブルーマイカ
○ソニックシルバーメタリック
●ジェットブラックマイカ

インテリアについて

続いてはインテリア。
インテリアは大きく3色がラインナップされるとのことで、一つはハッチバックとセダン共通となる「ブラック」。これはグレードによってシート材質が”ファブリック”もしくは”レザー”の2種類が選択可能となりますが、天井カラーについては、スポーツハッチバックが「ブラック」セダンが「グレー」になります。

ハッチバック専用には「バーガンディ」と呼ばれるダークローズ系のレザーシートがラインナップされます。
これはおそらく”ハッチバックの上位モデル”専用インテリアになると推測されていますが、もしかすると同色のファブリックも登場するかもしれません(今回のマニュアルではファブリックは記載されていなかった)。

そして最後が、セダン専用となる「ピュアホワイト」と呼ばれるレザーシートがラインナップされます。
こちらも”セダンの上位モデル”専用インテリアだと思われますね。

その他の変更点について

その他の変更点ですが、以下に簡易的にまとめたいと思います。

【新型「マツダ3」の変更点】
・フロントカップホルダーが後ろ側縦2列→前側横2列に変更
・ナビゲーションディスプレイは7インチ→8.8インチへとワイドに拡大(新型「アテンザ」は8インチなので、マツダモデルとしては最大)
・ナビゲーションはタッチパネルではなくセンターコンソールのタッチパット式を採用
・「CX-5」等にも採用される二重ガラス構造で遮音性を向上
・リヤサスペンションはマルチリンク式→トーションビームに変更、フロントはマクファーソンストラットのまま

価格帯について

そして最も気になるであろう価格帯についてですが、これは各エンジングレードのエントリーモデルのみが明らかになっていて、全グレードの価格帯は未だ公開されていません。
各エンジングレードのエントリーモデルの価格帯は以下の通りで、比較のため前モデルの「アクセラ」の価格も記載したいと思います。

【新型「マツダ3」価格帯一覧(税込)】
○[前モデル]SKYACTIV-G 1.5(15C)1,825,200円 → [新型]SKYACTIV-G 1.5(エントリーグレード)2,181,000円(前モデル比+355,800円)
●[前モデル]SKYACTIV-D 1.5(15XD)2,338,200円 → [新型]SKYACTIV-G 1.5(エントリーグレード)約274万円(前モデル比+約40万円)
○[前モデル]SKYACTIV-HYBRID(HYBRID-C)2,505,600円 → [新型]SKYACTIV-X(エントリーグレード)約314万円(前モデル比+約63万円)

上の通り、各エンジンモデルのエントリーグレードの価格帯を公開していますが、どのグレードも前モデルよりも約36万円~約63万円にまで一気に高くなっていますね。
これはプラットフォームの変更や先進技術、安全装備等が充実したことによる価格アップとなりますが、SKYACTIV-Xのエントリーグレードで約314万円となっているわけですから、トップグレードになるともしかすると300万円後半もしくは400万円超えは十分にあり得るかもしれませんね。

安全装備について

続いては安全装備「i-ACTIVSENSE」ですが、今回の新型「マツダ3」より新開発のシステムが4つ追加されます。どれも標準装備とまではいきませんが、非常に便利なものとなっています。
安全装備内容は以下の通りとなっています。

【新型「マツダ3」安全装備一覧】
[従来装備(改良込)]
○AT誤発進抑制制御[前進時]
●AT誤発進抑制制御[後退時]
○スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時](SCBS R)
●アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)
○スマート・ブレーキ・サポート(SBS)
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)
○【先進ライト】アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)/グレアフリー(防眩)ハイビーム/ワイド配光ロービーム/ハイウェイモード
●【先進ライト】ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)
○車線逸脱警報システム(LDWS)
●ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)&リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
○ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)&リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
●ドライバー・アテンション・アラート(DAA)
○交通標識認識システム(TSR)
●360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)

[新開発]
○前側方接近検知(FCTA)
●スマートブレーキ(後側方)
○ドライバーモニタリング
●クルージング&トラフィックサポート

上の通り、こうしてみるとマツダの安全装備ってかなり充実してるんですね…中にはオプションの装備があるにしても、これは充実し過ぎて全てを把握するのはかなりむずかしそう。

因みに新開発にて搭載されるシステムの中で「前側方接近検知(FCTA)」という機能がありますが、これは別名「フロント・クロス・トラフィック・アラート(FCTA)」と呼ばれるもの。
つまり、既に搭載される「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」の前方向バージョンだと思ってもらえた良いかと思います(接近する車両を検知するソナー的な機能)。

続いてが「ドライバーモニタリング」ですね。
これはかなり豪華な装備だと思いますよ。
いわゆるドライバの表情や瞬きの回数、そしてまぶたの開いている大きさを、ダッシュボードに搭載するカメラが検知し「これ明らかにウトウトしてるだろう」というところでアラームを出すという画期的なシステムとなります。
近年のラグジュアリーモデル(レクサス「LS」でもオプション等で設定可能)にも装備される機能が、まさか新型「マツダ3」に採用されるとは…かなり豪華ですね。

そして最後が「クルージング&トラフィックサポート」ですね。
これは簡単に言えば、渋滞時のストレス・疲労を軽減するシステムで、(ステアリングを握っていること前提ですが)渋滞中の前車の動きに併せて新型「マツダ3」も発進・ブレーキを行い、更にはステアリング操作も自動で行うという先進的な装備となります。
既にこういった機能を導入しているスバルやメルセデスベンツ同様に、今回の新型「マツダ3」でもようやく設定が可能になります(多分メーカオプション)。

主要緒元もチェック

主要緒元も見ていきましょう。
これは一部しか表記されていませんでしたが、せっかくなのでハッチバックとセダンのサイズが前世代「アクセラ」と比べてどれだけサイズ変更されているか見ていきましょう。

【新型「マツダ3」主要緒元】
[ハッチバック]
○全長4,460mm(前モデル比+30mm)×全幅1,745mm(前モデル比-10mm)×全高1,440mm(前モデル比-25mm)
●ホイールベース:2,725mm(前モデル比+85mm)
○最小回転半径:5.3m(前モデル比+0.2m)
●トランク容量:335L(前モデル比-29L)

[セダン]
○全長4,660mm(前モデル比+80mm)×全幅1,745mm(前モデル比-10mm)×全高1,440mm(前モデル比-25mm)
●ホイールベース:2,725mm(前モデル比+85mm)
○最小回転半径:5.3m(前モデル比+0.2m)
●トランク容量:450L(前モデル比+31L)

ハッチバックとセダンに共通して、全長は長くなり、全幅は少し狭くなり、全高はグッと低くなったという印象ですね。
ちなみに、今回の新型「マツダ3」ではルーフに装着されていたシャークフィンが無くなり、その代わりとしてリヤガラスにカットアンテナという形でスタイリッシュにまとめられているそうです。
なので今回全高が25mmも低くなったのは、シャークフィン分の高さが無くなったから、というの大きく影響していると思います。

今後のスケジュール

最後に、日本市場での販売スケジュールについてですが、新型モデルの価格公開並びに予約は3月5日(火)よりスタートするとのことですが、5月後半よりSKYACTIV-G 1.5→SKYACTIV-G 2.0SKYACTIV-D 1.8の順番で販売され、SKYACTIV-Xは早くて今秋ごろを予定しています。

以上が新型「マツダ3」に関する最新情報となりますが、次回は遂に正式な価格帯や見積もり等を公開していきたいと思います。

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