トヨタ新型「RAV4/カローラ/カムリ/プリウス」とレクサス「ES/UX」ハイブリッドモデルの回生ブレーキ問題が遂に明確に!これで販売停止も解除へ

2020-05-27

~トヨタ・レクサスの回生ブレーキ問題が遂に解決の方向へ~

さて、以前よりオーストラリア市場並びにニュージーランド市場にて販売していたトヨタ・新型「RAV4/カローラ・スポーツ/カムリ/プリウス」のハイブリッドモデルと、上位ブランドとなるレクサス「ES/UX」のハイブリッドモデルに搭載される回生ブレーキシステムの問題について、ようやく問題個所の確定並びに対策措置の方法が明らかになったということで、加えて販売再開していたことが判明しました。

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~日本市場では7月24日にリコール届け出済み。これ以上の被害は防ぎたいところ~

既に日本市場ではリコール届け出済みとなっているこの問題、ガソリンモデルやハイブリッドモデル含め、電子制御式油圧ブレーキのブレーキブースタポンプにおいて、ポンプモータの構成部品である樹脂製ブラシホルダの成形型が不適切なため、ブラシとの隙間が小さくポンプ作動時に当該ホルダが熱膨張してブラシが引っ掛かり、ポンプモータが導通不良となるものがあるとのこと。

これにより、ポンプモータが作動せず警告灯が点灯し、最悪の場合、倍力作用が損なわれて制動停止距離が伸びるおそれがあることが判明しているため、改善措置としては、全車両、ブレーキブースタポンプを点検し、該当するものは良品と交換する流れとなっています。

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なお海外市場では既に183台の車両が出回っているようで、それらについては早急に回収しリコール作業を実施していくとのこと。
対象モデルとしては、上記の通り2019年4月~2019年5月の間に製造されたハイブリッドモデルのみとなっています。

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Reference:Caradvice①,Caradvice②