トヨタ新型「ライズ(RAIZE)」見てきた!コンパクトSUVとは思えぬ程のダイナミック感、見た目は確かに「ミニRAV4」、そしてフロントウィンカーはダイハツ新型「ロッキー」同様にシーケンシャル

2020-05-27

~まさか発表前にしっかりとその姿を拝見することができるとは…~

先日、11月5日に発表・発売されるダイハツ「ビーゴ」の後継モデルとなる新型「ロッキー(Daihatsu Rocky)」に関する詳細情報並びにグレード別の価格帯や主要装備、実車を拝見しての簡易インプレッション内容を公開し、更にはそのOEMモデルとして登場するトヨタ「ラッシュ」の後継モデル・新型「ライズ(RAIZE)」の情報もお届けしました。

そして今回、ようやくトヨタ新型「ライズ」の実車も拝見してきましたので、こちらの簡易インプレッションもお届けしたいと思います。
但し、新型「ライズ」の実車は、11月5日の発表・発売前ということもあって、写真撮影はNGだったので、併せて頂いた簡易パンフレットを使ってご紹介していきたいとい思います。

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~とりあえず5ナンバーSUVと思えないほどのボリューム感だ~

今回展示されていた新型「ライズ」ですが、グレードは最上位の”Z”で、ボディカラーはシャイニングホワイトパール(ボディ)×ブラックマイカメタリック(ルーフ)の2トーン仕様となります。
ボディサイズとしては、全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmと数値だけを見てみると、マツダ「CX-3」やホンダ「ヴェゼル」よりも圧倒的にコンパクトなのですが、いざ実車を拝見してみると想像以上にダイナミック。

ダイハツの新世代プラットフォームDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用することで、車高が非常に低く見え、それでいて5ナンバーSUVとは思えないほどにワイド感がありますね(全幅1,700mm以上あるように見える)。

またフロントフェイスについては、ダイハツ「ロッキー」の”アウディ感”とは異なるトヨタらしいデザインで、同社のアイデンティティでもあるキーンルックグリルの採用もあってか、世間にて噂されている通り「ミニRAV4」と表現した方がしっくりきますね。

~ウィンカーはフロントのみシーケンシャルを採用~

ちなみに、ダイハツ新型「ロッキー」でも衝撃を受けたあの”流れるウィンカー”ですが、トヨタ「ライズ」でも同様で、上の赤四角にて示した通り、シームレスなLEDデイタイムランニングライトと、内側から外側にかけて流れるシーケンシャルウィンカーが採用されています。

新型「ロッキー」のカタログで見てみるとこんな感じですね。
3段階でウィンカーが流れるように点灯しています(ダイハツ新型「タント・カスタム」は2段階で点灯するタイプのシーケンシャルだった)。

一方でリヤテールのウィンカーも、新型「ロッキー」同様に豆球タイプの点滅式となっています。

~トランク容量は確かに多い。しかしちょっとした落とし穴も~

ちなみにトランク容量についてですが、コンパクトSUVクラスとしてはトップレベル(あくまでもトヨタのラインナップモデルのなかでの話)の369Lを実現しているとのことですが、リヤテールゲートをオープンしたときに、台座が全く深くなくフラットに仕上がっていたのはちょっと残念。

ただ、これはあくまでも2段デッキボード&デッキボード下収納を採用しているためであって、デッキボードを取り除けば、かなり深い収納スペースがあり、長尺モノも積載することが可能になりますね。

しかしながら、この部分はスペアタイヤを入れればそのスペースは狭くなりますし、4WDを設定すればスペアタイヤを入れたときと同じ狭さになるので、この辺りの使い勝手は難しいところです。

~インテリアの質感はお値段相応、しかし室内空間はお値段以上~

インテリアについてですが、シートはグレードに関係なくフルファブリックとなりますが、実際に座った時の感覚としては若干カタメでしたね。
あと、ステアリングの位置を調整する際、上下の調整が可能なチルトのみが対応しており、前後のスライドとなるテレスコピックは対応していないのでご注意を。

後席については、身長180cm以上の男性でも頭が天井につくことはありませんし、レッグスペースも意外に広々でしたね。膝先からシートバックまでコブシ一個分のスペースはあったと思います。
但し、後席を少し後ろ側に倒すことができなかったのは非常に残念。

~結局新型「ライズ」は買いなのか?~

トータル的にみると、新型「ライズ」はデザイン性も非常にクールですし、新型「RAV4」を検討していた方が”サイズが大きすぎてちょっと…”という方にはオススメな一台かもしれません。
インテリアも、サイドブレーキがハンド式だったりでチープ感があるところはありますが、普段の移動用として考えたら十分な品質だと思いますし、大人から子供まで気軽に乗れる一台ではないかと思います。

~最後はグレード別価格帯とボディカラーをご紹介~

再度の公開となりますが、参考までに新型「ライズ」のグレード別価格帯とボディカラー一覧を公開。

【トヨタ新型「ライズ」グレード別価格帯(10%税込)】

[前輪駆動(FF)]
”X”:1,679,000円
”XS”:1,745,000円
”G”:1,895,000円
”Z”:2,060,000円

[前輪駆動(FF)+北海道地区仕様]
”X”:1,720,800円
”XS”:1,786,800円
”G”:1,935,700円
”Z”:2,084,200円

[四輪駆動(4WD)]北海道地区仕様も同価格
”X”:1,918,800円
”XS”:1,984,800円
”G”:2,133,700円
”Z”:2,282,200円

ボディカラーも既にお伝え済みですが、上の通りモノトーンが8色、2トーンカラーが3種類となります。

【トヨタ新型「ライズ」ボディカラー一覧(10%税込)】

[モノトーンアラー]
・シャイニングホワイトパール(有料色):33,000円
・ブラックマイカメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・ファイアークォーツレッドメタリック
・ナチュラルベージュマイカメタリック
・マスタードイエローマイカメタリック
・レーザーブルークリスタルシャイン(有料色):33,000円
・ターコイズブルーマイカメタリック

[2トーンカラー]
[ボディ]ブライトシルバーメタリック×[ルーフ]ブラックマイカメタリック(有料色):55,000円
[ボディ]ターコイズブルーマイカメタリック×[ルーフ]ブラックマイカメタリック(有料色):55,000円
[ボディ]シャイニングホワイトパール×[ルーフ]ブラックマイカメタリック(有料色):77,000円

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