日産の新型「エクストレイル/NV200バネット」の2車種・計2.5万台超えの大量リコール。ハイブリッドシステムに不具合アリで最悪の場合、走行不能の恐れアリ
~最悪の場合、走行不能となる恐れも~
日産の主要SUVモデル「エクストレイル(Nissan X-Trail)」の1車種・計26,908台に大量リコール。
リコール内容としては、ハイブリッド車のハイブリッドパワートレインコントロールモジュール(HPCM)において、モータ駆動力制御プログラムが不適切なため、エンジンコントロールユニット(ECU)との通信異常が発生し、フェールセーフ状態に移行した際動力が伝達されなくなり、一時的に走行不能に至るおそれがあるとしてリコールを発令しています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は無いものの、既に79件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][エクストレイル]
・DAA-HNT32/HNT32-160025~HNT32-180589/平成29年3月28日~令和1年8月23日/20,357台・DAA-HT32/HT32-150101~HT32-157010/平成29年3月30日~令和1年8月21日/6,551台
改善措置としては、全車両、当該HPCMのモータ駆動力制御プログラムを改善プログラムに修正するリコール作業を実施するとのことです。
~リコール台数は僅か1台ながらも非常に危険性の高い問題~
続いては、日産「NV200バネット」の1車種・僅か1台のみにリコール。
リコール内容としては、電源分配器の基板において、製造設備の管理が不適切なため不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーテ
ィングに亀裂が発生することがあるとのこと。
そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるとしてリコールを発令しています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は無いものの、既に79件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][NV200バネット]
・DBF-VM20/VM20-094867/平成28年1月26日/1台
改善措置としては、全車両、当該電源分配器を確認し、対象部番の部品は対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。