(米)トヨタ新型「ハイランダー/ランドクルーザー/カムリ/レクサスLS」など計120万台に大量リコール。燃料ポンプ不具合により、走行中にエンストとなる恐れアリ

2020-05-27

~全世界規模で見ると何と320万台がリコールの対象に~

以前、日本市場にてトヨタ「ノア(Toyota Noah)/ヴォクシー(Voxy)/アルファード(ALPAHRD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)/ランドクルーザー(LandCruiser)/レクサス(Lexus)」含む、30車種・計112,934台に大量リコールが発令しましたが、今度はアメリカ市場において、同車種含むアメリカ専売モデルなど約120万台に大量リコールが発令しています。

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リコール内容としては、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料により膨潤して変形することがあるとのこと。
そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあり、更には車両が高速道路などで走行中に失速をして後続車両と衝突事故を引き起こす原因にもなるとしてリコールを発令。

なお、このリコールにより、アメリカ市場や日本市場などを含む全世界のモデル約320万台が対象になるとのことで、トヨタにかかる負担も相当なものになることが予想されます。


~気になる対象モデルを見ていこう~

ちなみに、アメリカ市場にてリコールの対象となっているモデルとしては、2020年1月時点で2018年~2019年に製造されたトヨタ「4ランナー(4Runner)/カムリ(Camry)/ハイランダー(Highlander)/ランドクルーザー(LandCruiser)/セコイア(Sequioia)/シエナ(Sienna)/タコマ(Tacoma)/タンドラ(Tundora)」、2019年に製造された「アバロン(Avalon)/カローラ(Corolla)」、更に2019年に製造されたレクサス「LS500/LC500/RC350/RC300/GS350/IS300/ES350/LX570/GX460/RX350/NX300/RX350L/GS300」が対象となります。

そしてこの度、3月頭時点で更にリコールの追加対象となったのが、2018年~2019年に製造されたレクサス「IS350/LC500h/LS500h」と、2013年~2015年に製造されたレクサス「LS460」、2013年~2014年に製造されたレクサス「GS350」、2014年に製造されたレクサス「IS F」とトヨタ「FJクルーザー(FJ Cruiser)」、2014年~2015年に製造されたレクサス「GX」となっています。

改善措置としては、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:CARSCOOPS