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まさに手首に巻くW型16気筒エンジン
さて、腕時計関係のYoutubeチャンネルTheWATCHES.tvが、Jacob&Co(ジェイコブアンドカンパニー)とブガッティとの共同開発によって誕生したBugatti Chiron Tourbillon(ブガッティ・シロン・トゥールビヨン)を世界初公開。
見るからに複雑そうな構造を持つ「ugatti Chiron Tourbillonですが、その最も特徴的ともいえる部分が、文字盤のすぐ下にあるW型16気筒エンジンで、何とゼンマイ等の動きに直結するような形で各シリンダもピストン運動が連動するという究極のギミック要素が含まれた一本となっています。
16気筒ものピストンが連動する腕時計はこれまでで最も複雑性の高い腕時計?
Jacob&Coといえば、その複雑な機構を持って様々な腕時計を販売したり、各種ブランドとのコラボレーションモデルを発表してきていますが、恐らく世界最高峰の大排気量エンジンを搭載した腕時計というのは世界初だと思われ、これまでで最も細かく、最もコストと時間がかかった一本になるのではないかと思われます。
まさに時計を見るというよりも、時計そのものの美しさとギミックを堪能するために生まれた腕時計だと思うのですが、レシプロエンジンのピストン連動もそのままと言わんばかりにリアルに再現されている一方、非常に造りが細かすぎるが故、すぐに故障の原因にもなりそうなほどにデリケートな部分だと思われます。
Bugatti Chiron Tourbillonの中身はこなっている
腕時計周りのフレームはアルミの削り出しと言われていますが、その見た目はカーボンファイバモノコックを採用したかのような演出で、時計の針もブガッティのイメージカラーとなるブルーを採用。更には軽量化をアピールした肉抜きも施されていますね。
文字盤にはブガッティの専用ロゴも刻印されています。
専用カバーはこんな感じ。
実はこの専用カバー、上部はブガッティのアイデンティティにもなっている馬蹄型グリルフレームが採用されており、そのボディスタイルもシロンをモチーフにしています。
サイドに肉抜きされたところのフレーム形状もCタイプピラーをヒントにしているそうで、こういった細かい拘りはJacob&Coならではだと思います。
こちらがりゅうずになりますが、ダイヤル形状はもちろんのこと、先端部分にもブガッティロゴを採用するという徹底した拘りっぷり。
そのダイヤルタッチ音も相当に上質だと思われますが、こういったところもギミックの要素になっているのだと思われます。
何と…各所にはサスペンションも搭載されるという徹底ぶり。
3D CADで見てみるとこんな感じで、それぞれのスプリングも見た目だけでしっかりとクッション性を持たせるために機能しているとのこと。
実際に動画でもクッション性を測るテストが行われていますが、かなり手の込んだ内容になっていますね…一体これだけでどれだけの価格帯になるのか、納期はどれだけになるのかも気になるところでが、やはりブガッティ同様にその維持費も相当な費用が発生するのではないかと思いますね(多分購入できる人もシロンが購入できるような富豪が対象だと予想)。
【Bugatti Chiron Tourbillon by Jacob & Co: A W16 Engine On Your Wrist!】