フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエナの意外な事実。車内には掃除機や冷蔵庫が搭載、フロントデザインは日本の新幹線からインスパイアされている
新型シエナには色々と隠れ&充実した機能が備わっているようだ
2020年5月18日に世界初公開された、北米市場向けとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ミニバン・シエナ(Toyota New Sienna)/新型ヴェンザ(New Venza、日本名:ハリアー)。
日本市場では、ノア(Noah)/ヴォクシー(Voxy)/エスクァイア(Esquia)/アルファード(ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)といった豊富なグレードのミニバンがラインナップされていますが、北米市場にてラインナップされているトヨタのミニバンはシエナのみとなっています。
そんな新型シエナには色々な隠れた機能や意外な事実も多く、知れば知るほどに魅力的なミニバンであることがわかります。
一体どのような内容なのか、早速チェックしていきましょう。
新型シエナの情報などをチェックしていこう
①:フロントデザインは日本の新幹線からインスパイアされている
まずは新型シエナのフロントフェイスを見ていきましょう。
日本市場にて販売されているミニバンとは異なり、どちらかというとホンダ・オデッセイのようなロングボディを持つミニバンとなりますが、正式なボディサイズは公表されていないものの、現行モデルの全長5,095mm×全幅1,983mm×全高1,795mm以上にになると言われていて、まさに北米の道路事情に合わせたダイナミックな一台と言えます。
しかもアグレッシブで伸びたようなフロントマスクは、日本の新幹線からインスピレーションを受けているとのことで、トヨタの象徴ともいえるキーンルックグリルを取り入れつつ、更に空力特性も考慮したスポーティな一台に仕上げられています。
サイドから見てみるとこんな感じ。
全長をある程度抑えて車高を低くしたらステーションワゴンのようにも見える新型シエナですが、全高も高くすることで快適性を向上させていますし、乗降りもしやすいにようにサイドステップ位置を少し低くしている工夫もあるとのことで、このあたりの考え方は北米のフラッグシップミニバンらしいポイントかもしれません。
②:収納スペースを可能な限り設けている
続いてはインテリアを見ていきましょう。
前回当ブログにてご紹介した際には、別の角度からにて撮影されたインテリアはご紹介できませんでしたが、実はセンターシフトパネルの真下は完全なるシースルー状態になっているんですね。
ハンドバック等のちょっとした手荷物を収納することができるので、スペースを有効活用できるところも、新型シエナの大きな強みではないかと思います。
あとはセンターアームレストが運転席側と助手席側で設けられているのも嬉しいポイントです。
③:ドリンクホルダー位置はドライバの操作性を考慮している
あとは個人的に評価が高いポイントとしては、センターコンソールのドリンクホルダーをセンターシフトノブの隣に縦2列で配置しているところ。
輸入車などでよくみられるのですが、ドリンクホルダーはセンターシフトよりも手前に縦2列もしくは横2列に配置していることが多く、そうなるとペットボトルなどを置いた際に、センターシフト操作時にペットボトルが肘に当たってしまうんですね。
こういったところの細かい配慮も流石だと思います。
そしてこちらはスポーツグレードとなるXSEのみに設定されるホワイトとブラックの2トーンカラーシート。
レッドのカラードステッチが縫合され、ちょっとタイト感のあるスポーツシート風に仕上げられています。
④:掃除機と冷蔵庫が搭載されている
そして一番驚いたのがコチラ。
何と後席のエアコンよりも下のアクセサリコンセント部分に、掃除機用のユニットとアタッチメントが設けられ、そこにホースを差し込むと車内の掃除ができるという優れもの。
アウトドアや洗車する際には重宝できるポイントで、こういった機能性を持たせたミニバンって他に無いんじゃないのか?と思えるほど。
これ以外にも冷蔵庫も装備されているそうで、先ほどの通りアウトドア時や長距離移動時には便利な装備になるのではないかと思います。
ちょっと話は脱線しますが、先ほどの掃除機以外にも、中東向けに限定20台のみ販売されたトヨタの特別仕様車ランドクルーザー200”ヘリテージエディション”には、かなり珍しいファクトリーエアコンプレッサー(空気圧縮機)も装備されていて、タイヤの空気圧調整はもちろんのこと、砂漠でのオフロード走行を堪能した後に砂などを吹き飛ばすためのエアガン用として準備されているのだと思われます。
ちなみに、エアコンプレッサーが搭載されたモデルは、”世界で最も醜いクルマ”と言われたポンティアック・アズテック(Pontiac Aztec)以来だと記憶していますが、アズテックを所有していた友人の情報によると、空気圧が低すぎて使い物にならないといった話も聞いたことがありますね。
北米専用車種 新型 #シエナ をご紹介します。
日本ではヴォクシーやアルファードなどがミニバンとして販売されていますが、北米地域では、このシエナがトヨタ唯一のミニバンとして走っています。
車内に掃除機と冷蔵庫を備えており、お菓子を誤ってこぼしても大丈夫?!#TOYOTA pic.twitter.com/jF6FL3kShB— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) May 19, 2020
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Reference:くるまのニュース