フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴェンザ(日本名:ハリアー)が世界初公開!5年ぶりの北米復活、プラチナムハイブリッド搭載でSUV市場に殴り込みだ!
遂に北米版ハリアーの新型ヴェンザが世界初公開!
2020年5月18日、北米市場においてトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴェンザ(Toyota New Venza、日本名:ハリアー)と、新型ミニバン・シエナ(New Sienna)が世界初公開されました。
今回発表された新型ヴェンザは、先述の通り日本市場でも6月17日に発売スタートする新型ハリアー(New Harrier)の北米版で、2015年に一度廃止となったモデルではあるものの、今後のSUV市場を担うグローバルモデルとして再度復活し、更には2020年後半に中国市場でも新型フロントランダー(Frontlander)として市販化される期待の一台となっています。
そして発表前に大々的に宣伝されていた通り、新型ヴェンザ/シエナには共通の排気量2.5L 直列4気筒エンジン+デュアルモーター(四輪駆動はトリプルモーター)を搭載することで、電気モーターの強力なアシストを受けてシステム総出力219hpを発揮します。
新型ハリアーとは何が違うの?早速新型ヴェンザの外観をインプレッションしていこう
①:フロントデザイン
それでは、新型ヴェンザの外観をインプレッションしていきましょう。
日本市場にて販売される新型ハリアー同様となるアグレッシブな顔つきで、L字を連ねたLEDデイタイムランニングライトとプロジェクタ式LEDヘッドライトは標準装備に。
そしてフロントロア部分には、トヨタのアイデンティティとなっているキーンルックグリルを採用していますが、その直下にあるはずのフロントフォグランプは装備されていないように見えますね。
別の角度から見てみるとこんな感じ。
日本市場ではフロントフォグランプは標準装備されるのですが、北米市場ではフォグランプレスになるようで、おそらくオプションにて設定されるのではないかと思われますね。
②:サイド&リヤデザイン
こちらがリヤプロファイル。
やはり新型ハリアー同様のクーペSUVを採用し、ジャガーFタイプ(Jaguar F-TYPE)やアストンマーティンDBXを想起させるような滑らかさと高級感、そして重厚感を持っています。
ちなみにプラットフォームは、新型シエナ/RAV4/アバロン(Avalon)/カムリ(Camry)と同じTNGA(GA-K)を共有し、非常にワイド&ローなスタイルでありながらも、剛性を大幅に向上させた質感の高いミドルサイズSUVとなります。
リヤエンドはこんな感じ。
リヤテールランプはやっぱり一文字タイプのストリップテールランプを採用。
そしてマフラーは全グレード共通となるデュアルエキゾーストシステムを採用していますね。
③:リヤウィンカーはやっぱりココが点滅する!
ちなみに気になるLEDリヤウィンカーポイントですが、これも新型ハリアー同様にリヤロアバンパーにある水平基調のリフレクター上部にある赤丸の部分が点滅することに。
これはかなり衝撃的と言いますか…すんごい見づらい上に、雪道を走行する際にバンパーに雪が付着したら見づらいんじゃね?って思うほど。
折角フロントのウィンカー点滅はカッコいいのに…リヤウィンカーは想像とは全く異なる部分が点滅することに。
そしてもう一つ気になるのがバックランプと寒冷地仕様のLEDリヤフォグランプ。
これも上の赤丸と黄丸の通りで、左側のリヤウィンカーのすぐ隣にある丸形のハウジングがバックランプになります。
反対に右側のウィンカーのすぐ隣がLEDリヤフォグランプになります。
このランプの位置もかなり見にくいですね…バックランプの点灯ポイントがリヤロアバンパー部分というのは、レクサス「UX」以来の衝撃と言いますか…この点も”見づらい”という点でマイナス評価になりそう。
こちらは足元のアルミホイールですが、新型ハリアー同様に最上位グレードには19インチのマルチスポークタイプが装着されることになると思います。
新型ハリアーとは何が違うの?新型ヴェンザのインテリアをインプレッションしていこう
①:ブラック×ブラウンのインテリアデザイン
続いてはインテリアを見ていきましょう。
インテリアのレイアウトも新型ハリアーとほぼ同じですね。
新型ヴェンザでは、大きくLE/XLE/Limitedの3グレード構成になるようで、LE/XLEは8インチタッチスクリーンディスプレが標準装備となり、上位グレードLimitedのみが12.3インチのナビゲーションディスプレイを標準装備になります。
オーディオ関係については、Limitedのみが9スピーカー/1,200WのJBLオーディオシステムを標準装備し、XLEではメーカーオプション扱い、そしてXLE/LEでは6スピーカーシステムのシンプルなオーディオシステムが標準装備となります。
運転席のメーター類はこんな感じ。
上位グレードでは7インチのTFTマルチカラーシステムが採用されますが、エントリーグレードでは4.2インチと縦型になるため、このあたりの質感は大きく差が開きそうです。
あとはセンターシフトノブ周りのアンビエントブルーライトはこんな感じで点灯。
センターシフトノブより奥には、ワイヤレスバッテリーチャージャーらしきものが搭載されていますね。
その他内ドアパネルやダッシュボードはこんな感じ。
インテリアカラーはブラック&ブラウンとなっていますが、ブラウンのアクセントが良い感じで渋さを出していますね。
ただ残念なことに、新型ハリアーには内ドア部分に鷹(タカ、チュウヒ)マークが追加されるのですが、新型ヴェンザでは追加されないようですね。
シートはフルレザーではなく、合成皮革+ファブリックのコンビシートになっていますね(フルレザーシートのオプションが準備されているかは不明)。
センターアームレストもワイドで肘置きも楽そうですが、その下にはシートヒータースイッチが搭載されていますね。
日本市場ではフルレザーシートが選べる”Leather Package”のみ、シートヒーター&シートベンチレーションが設定できるので、北米市場のこういった細かな気配りは高評価。
後席はこんな感じ。
しっかりと後席専用の格納式アームレストも装備されていますね。
②:ブラックのインテリアデザイン
そしてこちらがオールブラックのインテリア。
先ほどのブラウンとは異なり、非常に落ち着いた色合いに仕上げられていますね。
インパネ回りはこんな感じ。
これはこれでシックな感じですしカッコいいです。
内ドアパネルも雰囲気が出ていますし高級感もあります。
シート周りはこんな感じ。
なお新型ヴェンザは、2020年夏頃に登場予定となっていますが、今のところ価格帯については明らかになっていません。
近日中に公開されると思いますが、予想では約426万円~約482万円になるのではないか?とのことです。
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Reference:motor1.com