レストアによってレトロと美しさを手に入れたトヨタ・ランドクルーザーFJ40が登場。新車価格以上のレストア費用と何千時間もかけて新品以上に

2022-07-05

ここまで仕上げるにはかなりの時間と労力を使ったようだ

以前、ボロボロだった1984年式のトヨタ・ランドクルーザー(Toyota Land Cruiser)をフルレストアしたという記事をご紹介しましたが、今回もレストアを得意とするLegacy Overlandによって、レストアされたランドクルーザーFJ40が公開されています。

今回レストアされたランクルFJ40も、前回同様にボロボロで錆びだらけだったものを新品同様に美しく仕上げているそうですが、そのレストア費用は新車価格以上で、更にレストアにかけた時間は何千時間にも及んでいるとのことです。

一体どれだけ美しく仕上げられたのか、細部も含めて早速以下の次のページにてチェックしていきましょう。


美しさを取り戻したランクルFJ40を見ていこう

改めてレストアされたランクルFJ40を見ていきましょう。

ボディカラーは何とも激渋なブリティッシュグリーン風で、ホワイトのアクセントが加わった珍しい一台となっています。

元々ボロボロだったFJ40を直していくために、一つ一つのパーツを全て分解することはもちろんのこと、極めて小さなパーツであっても修理や交換等で対応。

ヘッドライト周りやウィンカー、そしてブリティッシュ風グリーンのボディパネルも全て新品同様にレストアされ、特にボディパネルは板金や再塗装するなどで新品同様の美しさを手に入れています。

このあたりの詳しい工程は記載されていないものの、これだけで新車価格以上の費用がかかっているので、どれだけLegacy Overlandが手間暇かけておこなっていたのかがよくわかるかと思います。

クラシカルに見えるも、その美しさを最大限に保つためにずっとガレージにて保管されていたかのような見た目ですが、まさかフルレストアしたとは思えぬほどの完成度の高さです。

外観だけでなくエンジンや内装も可能な限り美しく

もちろんエンジンにも手が加えられているそうで、排気量4.2L 2Fエンジンのピストンやリング、スリーブ、ベアリングは全て交換し、クランクやカムは研磨することで新品同様の美しさに、そしてバルブシートは移植されるなど、”やれるだけのことはやり切った”と言わんばかりのコンディションだそう。

あとはトランスファーケースと4速MTにおいても、新しいシンクロとベアリングにて再構築されています。

足回りにおいても、フロント・リヤディスクブレーキ含みOEMクロームハブキャップとBF Goodrich Mud/Terrain KM3タイヤを装着した16インチホイールも全て新品に交換されています。

サスペンション関係においては、Old Man Emuの2インチリフトリーフスプリングやガスショック、新品のシャックルとブッシュを採用。

ヒンジやボルト・ナットといったところも、全て新品にできるところや追加加工で修正できる部分はすべて手が加えられていますが、こういった作業も気の遠くなるようなものばかり。

インテリアも当時の美しさを見事に再現。

ユニークなユーズド加工されたレザーが採用され、全体にブロックのエッジパイピングが追加されたオシャレなデザイン。

あとはレザー張りトリムやロールバーの追加、オーディオ関連、4スピーカーとBluetoothを備えるレトロヴィンテージシステムが追加装備されているそうです。

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Reference:CARSCOOPS