日産の新型ジューク・ラリートリビュートが世界初公開!フェアレディZ(240Z)ラリーに敬意を表したゴリッゴリの本格オフロードモデル

コンセプトモデルとはいえ、ここまで胸が熱くなるのは珍しいかも

日産の欧州部門が、コンパクトクロスオーバーとなる新型ジューク(Nissan New Juke)をベースとしたコンセプトモデルを世界初公開しました。

今回発表されたジューク・ラリートリビュート・コンセプト(New Juke Rally Tribute Concept)は、1971年に初代フェアレディZ(240Z)が東アフリカラリーで優勝してから50周年を迎えるとのことで、これを祝うために特別に作られたワンオフコンセプトカーとなります。

早速ジューク・ラリートリビュート・コンセプトのエクステリアをチェックしていきましょう。


240Zラリーからインスパイアされたアグレッシブな新型ジューク

こちらが今回公開されているコンセプトモデル。

240Zラリーと同じ濃いめのレッドとブラックのボディカラーに身をまとい、リフトアップした車体と専用オフロードタイヤを装着することで走破性を格段にアップしていますが、車格は異なれど何れもそれぞれの良さを上手くアピールした一台ではないかと思います。

改めてジューク・ラリートリビュート・コンセプトを見ていきましょう。

ラリーカーからインスパイアされたこともあり、車高がグッと高くなり、ボルト固定のオーバーフェンダー、そしてフロント・リヤオーバーハングを極力延伸しないように再設計を施すなど、コンセプトモデルとは思えないほどの力の入れよう。

フロントフードには円形のLEDライトが1組取り付けられていて、ルーフラックにもLEDバーライトが装着されています。

リアハッチにはガラスがなく、フルサイズのスペアタイヤを2セット収納するためのスペースが設けられています。

パワートレインは、従来通り排気量1.0L 直列3気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力112hpを発揮しますが、車格に対してちょっとパワー不足と感じる恐れも?

トランスミッションは6速MT/7速DCTの何れかから選択が可能ですが、おそらく今回発表されたコンセプトモデルは6速MTだと予想されます。

改めて日本市場に導入されなかったのは残念

初代ジュークのデザイン言語を取り入れながらも、ダイナミックな変貌を遂げた新型ジュークですが、残念ながらアメリカ市場や日本市場では販売さず、その代わりとしてマイナーチェンジ版・新型キックス(New Kicks)が導入されています。

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実は日本国内でもシレッとスパイショットされている新型ジュークですが、その姿はかなりカッコ良く、「なぜ日本に導入されなかったのか?」疑問に残るところです。

ベースとなった240Zラリーも見ていこう

こちらがベースとなった240Zラリー。

2ドアクーペとは思えぬほどのハイサイドビークルモデルで、足もとのダイナミックなオフロードタイヤや、ボンネットの3つのライト(+Aピラーのスポットライト)など、一つ一つのアクセントがダイナミック。

1971年の東アフリカ・サファリラリーにて、当時このモデルを操作していたエドガー・ハーマンと、ナビゲーターのハンス・シュレルの絶妙なコンビネーションにより見事優勝を果たし、その後雪と氷の上を舞台にしたモンテカルロラリーにも参戦しています。

パワートレインは排気量2.4L 直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力210hpを発揮しますが、2021年6月現在でも自走は可能とのこと。

っというのも2013年に一度修復していて、その後日産のヘリテージコレクションとして大切に保管されているそうです。

リフトアップされたラリーとは全く異なる、紳士的なセダンタイプの新型ジュークとは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!