遂に来た!トヨタ新型RAV4 PHVのスズキ版・新型アクロス(ACROSS)が世界初公開。PHV搭載でバッテリーのみでの航続可能距離は75km以上に
新型アクロスの外観をチェックしていこう
改めて新型アクロスの外観をチェックしていきましょう。
確かにフロントマスクは新型RAV4の面影はあるものの、ハニカム形状のフロントグリルや独特なデザインのヘッドライトはスズキのアイデンティティを上手く採用し、全体的にスポーティでありながらも新興国向けっぽいデザインにまとめられています。
ボディサイズとしては、トヨタRAV4とほぼほぼ同じとなる全長4,635mm×全幅1,855mm×全高1,690mm、ホイールベースは2,690mmと非常にダイナミック。
ボディサイズだけを見るとインド市場などで販売されているタタ新型ハリアー(Tata New Harrier)よりも少し大柄で、更にインテリアは2列5人乗りシートレイアウトのみを採用し、トランクスペースは490Lと実用的なトランク容量を実現しています。
パワートレインは新型RAV4 PHVがベースに
パワートレインについては、新型RAV4 PHV同様に排気量2.5L 直列4気筒エンジンシングルモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド仕様で、エンジン出力175hpに対し、リヤに設けられた電気モーターはシステム出力54hp/システムトルク121Nmを発揮します。
システム総出力は新型RAV4 PHVよりも劣るそうですが、18.1kWhのバッテリーを床下に搭載しているため、EVのみでの航続可能距離は75kmとかなりの距離を走行することが可能となっています。
インテリアもトヨタRAV4を上手く流用
続いてはインテリアを見ていきましょう。
インテリアもRAV4に倣うレイアウトを採用し、ダッシュボード上部には9インチのタッチスクリーンインフォテイメントシステムを標準装備しますが、海外スズキ史上最大サイズで、更にApple CarPlay/Android Autoも標準装備されています。
安全装備も充実していて、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用するプリコリジョンシステム(PCS)やレーントレーシングアシスト(LTA)、ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)といった装備も全て標準化されています。
なお、このモデルは先述にもある通り欧州市場を中心に販売されるとのことですが、インド市場をはじめとする新興国では販売されず、その代わりとしてトヨタ・アーバンクルーザー(Urban Cruiser)が販売される予定となっています。
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Reference:Autocar_India