新型車との扱いが違い過ぎる…日産の新型マーチが一部改良なるも内外装の変化無しで安全装備を追加。なおヘッドライトはハロゲンのまま

新型マーチの主な追加・変更点をチェックしていこう

今回の一部改良では、これといった内外装の変更はなく、主に安全装備の充実化がメインとなっています。

具体的には以下の通り。

・インテリジェント・エマージェンシーブレーキ(全車標準装備)
・踏み間違い衝突防止アシスト(全車標準装備)
・ハイビームアシスト(全車標準装備)
・車線逸脱警報[LDW](全車標準装備)
・セーフティ・サポートカーS<ワイド>に該当
・オレンジの名称を「プレミアムホライズンオレンジ」に変更

今回の一部改良においては、ハイビームアシストが全車標準装備となったのは非常に大きいと思いますが、なぜか新型においてもフロントヘッドライトがハロゲンのままというのが微妙なところ(しかも全グレード共通でLEDヘッドライトの設定は無し)。


ボディカラーは昨今の諸事情による風評被害を回避するため

この他「プレミアムホライズンオレンジ」に変更したのは、昨今の諸事情により「プレミアムコ 〇 ナオレンジ」という名称での風評被害を避けるためで、この点については新型キックスでも同様となっていますし、今後他の一部改良モデルでも「プレミアムホライズンオレンジ」へと変更されると予想されます。

特別仕様車においてもデザインの変更は一切無し

そしてこちらは、一部改良を加えた特別仕様車のマーチ・ボレロ。

このモデルにおいても、先ほどの従来のマーチ同様にインテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、更にはハイビームアシストと車線逸脱警報(LDW)を全車標準装備としています。

インテリアにおいては、ワインカラーにてコーディネートされたナチュラルグレーインテリアに加え、ブラックインテリを新設定。

ボディカラーについても、チタニウムカーキとピュアブラックの2色を追加することで全5色をラインナップしているそうですが、大本となるエクステリア/インテリアデザインの変更は無しとなります。

日産は次期ノートに全力を注いでいると予想…新型マーチの価格帯は?

正直なところ、ここ最近の日産の新型車発表ラッシュはかなり高く評価していただけに、ここに来て新型マーチの改良が安全装備の追加に留まったところは非常に残念。

競争が激化するコンパクトカー市場においては、現時点で10月に発売予定となっているフルモデルチェンジ版・新型ノート(New Note)に全てを託している感はありますが、もう少しこういった細かいところは頑張ってほしいところですね。

なお新型マーチのグレード別価格帯は以下の通りとなります。

【新型マーチ(2WDのみ)・グレード別価格帯一覧(10%税込み)】

S:1,289,200円
Sプラムインテリア:1,427,800円
XVセレクション:1,485,000円
XVセレクション・パーソナライゼーション:1,518,000円
G:1,669,800円
Gパーソナライゼーション:1,702,800円
特別仕様車ボレロ:1,705,000円

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Reference:Nissan