一体ナゼだ?!三菱が2020年9月から欧州市場へのSUVの輸出を停止する計画へ。次期アウトランダー/エクリプス・クロスはどうなるの?

三菱は今後コンパクトカーとピックアップトラックしか売れない?

三菱の主要なSUV3車種が売れない可能性が高まる一方で、欧州市場専売のスペーススター(Space Star)や、コンパクトハッチバックのミラージュ(Mirage)、ピックアップトラックL200の出荷は2021年末まで継続されるとのことで、しかしそれ以降の出荷についての計画は明らかになっていないとのことから、これらのモデルも何れは出荷中止の対象となる可能性もあるかもしれません。

欧州三菱ディーラー「売るモノが無い…」

今回の情報については、現地三菱ディーラーは「もしも本当にSUVが出荷されないのであれば、私たちは売れるモデルが無い。今あるラインナップを値引きしなければ売れない。とてもコンパクトカーとピックアップトラックのL200だけでは生き残れない」と訴えていますが、おそらく近日中に三菱側から説明が行われると思うものの、三菱をここまで追いつめる原因があるのかもしれませんね。


どうなる次期アウトランダー/エクリプスクロス?

なお三菱としては、2020年末~2021年初め頃にフルモデルチェンジ版・新型アウトランダーと、マイナーチェンジ版・新型エクリプス・クロスが登場する予定でしたが、これらのモデルも欧州市場へと導入されないのであれば、ターゲットは日本市場と北米市場に限定されることになりますし、そもそも本当に市販化されるのか?といった疑問もあるようです(先行きが全く見えず不安しかない…)。

改めて三菱の今後の事業計画を見てみよう

なおこちらが、三菱が2020年7月末には発表した今後の事業計画について。

最も競争力のあるASEAN地域に焦点を当てていくとして、更に三菱はハイブリッドやプラグインハイブリッド、四輪駆動モデルを中心にラインナップを展開していくことを明らかにしています。

今後の三菱のラインナップについてですが、つい先日パジェロの日本市場向けだけでなく海外市場向けも生産終了したとのことで、子会社であるパジェロ製造が閉鎖となりました。

これ以降、三菱ではマイナーチェンジ版エクリプス・クロスが2020年度内に導入され、2021年度には新型アウトランダーと中国市場専売となるEVモデル、2022年には新型アウトランダーPHEV、そして日本市場向け且つ日産の技術を応用した新世代のEV軽自動車が登場する予定となっています。

更に2022年度には、新型ピックアップトラックとなるトライトン(New Triton)が発表される予定で、2023年以降にはマイナーチェンジ版・新型エクスパンダー(New Xpander)/エクスパンダー・ハイブリッド(New Xpander Hybrid)、新型パジェロスポーツ(New Pajero Sport)、そして2種類のSUVモデルが登場予定となっています。

特に最後の2車種については何も詳細が明らかになっていませんが、三菱は次世代ディーゼルエンジンを搭載したSUVになるとも示唆しています。

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Reference:CARSCOOOPS