これは危険すぎる…首都高速道路・中央環状線にて日産スカイラインGT-Rの助手席から大きく身を乗り出して「流し撮り」するカメラマンが話題に【動画有】

2022-06-29

首都高で60km/hほどのスピードで走行しながらのこの行為はあまりにも危険すぎる

2020年8月23日の13時半ごろ、東京都・足立区の首都高速道路・中央環状線にて、黒の日産スカイラインGT-R(Nissan Skyline GT-R)の助手席から大きく身を乗り出し、地面から僅か数十センチほどまで接近させて、白の三菱ランサーエボリューションⅣ(Mitsubishi Lancer Evolution Ⅳ)を撮影するカメラマンの危険行為が撮影され大きな話題となっています(画像提供頂けた方には感謝)。

この危険行為は、当時緩やかなカーブを過ぎて直線に入ったところで、突然2車が減速して並走し出し、そこから黒のGT-Rから男が身を乗り出して笑顔で撮影していたとのこと(目撃情報によれば1分ほど撮影が続いたそうで、この間は後続車両に大きな迷惑をかけたことになる)。


そもそも首都高でこうした撮影許可は出していない

なお、今回の首都高速道路での撮影行為について、とくダネが独自に首都高速道路の担当者に取材したところ、「映画/雑誌/ミュージックビデオ」といった目的であっても、車道上で車外にカメラを出しての撮影許可は基本的に下りないとのことで、今回の撮影行為ももちろん許可されたものでないことは明確。

おまけに助手席から身を乗り出して撮影する行為を見てみると、体の腰まで出かかっていることから、別の車内の人物が体を掴んで固定している可能性はあるにしても、シートベルトなどを使用していないことから、これも違反行為になるとのこと。

そしてこちらが今回、危険行為を続けていた日産スカイラインGT-R。

ナンバーは「群馬389 る・・・3」で、度々こうした危険行為を繰り返すなどの目撃情報も多くあったとのこと。

やり方次第では、走行する車を撮影すること自体も問題になるかもしれない

なお、SNSではこういった車両が走行しているところを撮影する「流し撮り」の画像が多く公開されていますが、今後更に厳しくチェックされるであろう対象がカースポッター。

公道を走行するスーパーカー/スポーツカーなどを撮影する人のことを指していますが、一部のカースポッターも道路のど真ん中や走行車線に立ち止まり、周りの迷惑を考えずに一心不乱に撮影するところも目撃されているため(特に海外でも問題視されている)、「走行する車を撮影する」という行為自体が今後厳しい規制に繋がらないためにも、しっかりとルールやマナーは守っていくべきだと思いますね。

少なからずルールやマナーを無視して「周りに迷惑をかけなければ良い」という考えもあるようだ

なお今回の問題に関して、首都高速道路の担当者も「映画/雑誌/ミュージックビデオ」といった目的であっても、車道上で車外にカメラを出しての撮影許可は基本的に下りないと説明しているにも関わらず、「実際に撮影して後ろの人に危害さえ加えなければ俺はいいんじゃないとは思うんだけど。こゆのをニュースで上げる為にいちいち後ろから写真撮ってそれを棚にしてあげるのもちょっとタチ悪いな…」という理解し難いコメントもあるほど。

おそらくはこうした考えが少しでもある以上、今後「誰も居ないから大丈夫」という考えで身を乗り出して撮影する人たちは出てくるでしょうね。

あと今回の件は撮影している側に問題があり、一歩間違えれば撮影者は車外へと放り出されて大事故に繋がり、大渋滞となって結果的に他人に迷惑をかけることになることも十分に考えられるわけですからね…そういったところまでしっかりと考えていかないと、いつまでたってもこの問題が解決することは無いんじゃないか?と思います。

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Reference:JCAST