マセラティ「ギブリ」等がリコール。助手席エアバッグ、電動シート配線不備等
自動車ニュース”Response”の記事①、記事②より、マセラティ「ギブリ」等がリコール。
リコールの内容としては、助手席エアバッグ警告ラベルの内容誤りとドライバーズシートに不具合があるというもの。
まず助手席エアバッグに関する内容としては、サンバイザー等に表示する助手席エアバッグ警告ラベルの内容が誤っているため、保安基準第18条の基準に適合しないとのこと。
これによる改善措置として、全車両、正しい助手席エアバッグ警告ラベルを貼り付ける、リコール作業を行うとのことです。
続いてのドライバーズシートにおいては、電動パワーシートの配線の配索が不適切なため、シートが稼動した際に配線がパワーシートモーターの端部と接触することがあるため、配線が損傷して短絡し、パワーシートが動かなくなり、最悪の場合、短絡部位が発熱して火災に至るおそれがあるとのことです。
これに関する改善措置として、全車両、電動パワーシートの配線の配索を変更し、パワーシートモーターの端部に保護材を取り付け、後部ヒューズボックス内のサーキットブレーカーをヒューズに交換するものの、配線に損傷がある場合は、配線を新品に交換する、リコール作業を行うとのことです。
ちなみに、助手席エアバッグに関するリコールの対象となるのは、2015年5月15日から2017年3月21日に輸入された「ギブリ」「クアトロポルテ」「レヴァンテ」「レヴァンテS」「グラントゥーリズモ・スポーツオートマチック」「グラントゥーリズモ・スポーツ」「グランカブリオ・スポーツ」「グランカブリオMC」の8車種で、合計2,235台がリコールの対象となります。
一方のドライバーズシートに関するリコールの対象となるのは、2013年4月17日から2017年4月12日に輸入された「ギブリ」「クアトロポルテ」「レヴァンテ」「レヴァンテS」の4車種で、合計4,276台がリコールの対象となります。