かなり珍しい。カーボンをほぼ使用せず、ブラックにブルーのアクセントを加えたブガッティ「シロン」がアメリカにて納車

2020-05-27

アメリカ・オハイオ州にて、何とも珍しいブガッティ「シロン」が納車した模様。
今回、アメリカにて納車した「シロン」は、ほとんどがブラックのボディカラーに身を纏い、ディテールアクセントとしてメタリックブルーのペイントを施したツートンカラー。しかも、カーボンブレーキ以外はほとんどカーボンファイバパーツを使用しないという拘りっぷり。
本来、「シロン」のペイントは、フロントエンドからドアサイドパネルにかけて一色のペイントを施し、C形状のフレームを境目としてリヤエンド全域を異なる一色でペイントするツートーンカラーがよく見かけるスタイルとなります(以下のゴールドとブラックのツートーンが例)。


しかし、今回の場合は全体をブラックのボディカラーでまとめ上げ、ドアサイド後ろのCフレームラインやフロントロアバンパー、サイドスカート、リヤディフューザー、そしてホイールをメタリックブルーにてまとめ上げ、シンプルなのですが何ともスポーティな印象が強い一台へと仕上がっていますね。

ブガッティは基本的にオーナーの要望に合わせた特別オーダーメイドプログラムが存在するため、好みのホイールカラーやボディカラー等、細かく指示ができるものの、こういったオプションだけでも数百万から数千万レベルにまで到達するのも驚きですね。

内装は究極にシンプルなオールブラック。
カーボンを全く使用しないシンプル過ぎる造りとなっていて、これは完全に拍子抜け。
ある意味世界に2台も存在しないオーダープログラムかもしれません。

シートはフルレザーを用いており、カラードステッチにはシンプルなホワイト、ヘッドレストにはホワイトで”Chiron”のエンボス加工が加えられています。

ステアリング周りも非常にシンプルですね。
クロームメッキを加えたステアリングスポークやパドルシフト、そしてインフォテイメントディスプレイ周りにはようやく一部カーボンが使用されていることを確認。
ここまでさっぱりとした「シロン」も相当に珍しいのではないかと思いますね。

Reference:CARSCOOPS