ロシアの森にて長年放置されたホンダ「NSX」を発見。レストアにより完全復活を遂げる奇跡の物語

2020-05-26

ロシア・サンクトペテルブルクの森林にて、放置されていたホンダの旧型「NSX」が目撃に。
この個体、森林にて長年放置されていたとして、車体からは苔のようなものやカビで覆われており、見るに無残な状態となっていますね。
ロシアでは、僅か20台程しか納車されていない希少な「NSX」ですが、価格も相当に高額であったとして、尚のこと森林にて放置されていたことが不思議なところ(日本で言えば、森林に「カウンタック」が放置されているのに近い)。


そこで、この個体を発見した(次期オーナーとなる)男性が、レストアを専門に扱う業者に依頼することに。
森林から引き上げられた「NSX」はあまりにも悲惨な状態になっていますね。
ボディパネルは苔やカビなどが付着していますが、幸いボディ自体は何一つ事故の跡が無いのだとか。
ただ、この個体のエンジンは既にブローしており、載せ替えを余儀なくされるわけですが、オーナーはまずレストアすることを優先。

数週間後、あれだけ汚れに汚れた「NSX」が遂に復活。
フロントエンドのフォグ周りは若干汚れが残っているも、とても森林にて放置されていた個体とは思えないほどの美しさを取り戻していますね。

サイドからリヤにかけても非常に美しいこと。
ルーフやガラス等も見事に汚れが落ち、新車に近い輝きを取り戻していますね。
改めて、この個体が全く無傷で発見されたことが奇跡に近いです。

この個体を購入したオーナー曰く、「NSX」に搭載できるエンジンが中々に見つからないとのことで、購入できるまでしばらくは自宅ガレージに保管しておくとのこと。

ちなみに、彼がこの個体を購入した際の金額は約200万円、レストア代に約80万円。
恐らくエンジンの購入に加えて載せ替えともなると更なる膨大な費用がかさむと思われますが、彼はそれよりも「NSX」を走らせることの楽しみの方が強い(元々「NSX」に憧れていたことも発覚)とのことで、ある意味このオーナーに発見された「NSX」は運命の巡り合わせだったのかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS