これでハイブリッドなんです。トヨタ渾身のSUV「FT-ACコンセプト」がLAオートショーにて公開へ

2020-05-27

先日より開催中のアメリカ・ロサンゼルスオートショー2017にて、トヨタより新たなコンセプトSUVモデルとなる「FT-AC(Future Toyota – Adventure Concept)」が登場。
昨年4月のアメリカ・ニューヨークオートショー2017では「FT-4X」、以前の東京モーターショー2017では「TJクルーザー」として登場しましたが、今回も全く新しいコンセプトモデルが登場しています。

いかにもオフロード仕様に仕上げられた頑丈な外観に加えて、最新モデル「ハイラック」のような風貌を兼ね備えたSUVといった印象。
今回登場した「FT-AC」は、トヨタの先進的なトルクベクタリングAWDシステムをと次世代ハイブリッドシステムを搭載の個体となります。


今回のコンセプトについて、トヨタのグループ副社長兼ゼネラルマネージャーのJack Hollis氏より「FT-ACは、アウトドアを愛する人々には最適な一台で、オフロードだけでなく普段乗りはもちろん、街乗りにも適した万能モデルとして、人々を楽しみにさせます」とのこと。

外観を見ていくと、チャンきーなタイヤに幅広のフェンダーエクステンション、マージンたっぷりの地上高、LEDライト付きのルーフラック、フロント・リヤのツインリカバリフックとスキッドプレートを付属。

プラットフォームは、トヨタ渾身のTNGAをベースとしており、オフロードタイプのSUVでありながらも、重心を低くすることで安定した走行性能を実現。
駆動方式は四輪駆動(AWD)となり、地形に応じて適切なグリップ走行を可能とするシステムも搭載しているとのこと。

Reference:CARSCOOPS

関連記事①:トヨタ「FJクルーザー」の後継となる「FT-4X」が遂に登場。これはかなり楽しそうだ

トヨタは、昨日より開催中のアメリカ・ニューヨークオートショー2017にて、「FJクルーザー」の後継であり次世代SUVモデルとなるコンセプトカー「FT-4X」を世界初公開しました。

このモデルは、主にアウトドアでの使用を想定したコンパクトSUVモデルであり、現行のトヨタのラインナップにある「CH-R」に近いサイズ感を持っています。
車体デザインを見ての通り、幅広い客層にてアウトドアや街乗りとしても活用することを目的に作られたため、デザインも中々にお洒落で頑丈且つ魅力的な仕上がりに。

プラットフォームにおいては、現行「プリウス」にも使用されている「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」がを採用し、パワートレインは排気量4.0L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力400psを超えるハイパワークラスSUVを目標。

また、実用性においても工夫が施されている「FT-4X」ですが、リヤトランクの開き方を2パターン(縦開きと横開き)可能として、そのシチュエーションに応じて、使い分けられるところも相当に考えられているなぁという印象。

スタイリングにおいても非常にコンパクトでありながらも、「ランクル70」のような少し武骨な印象もありつつ、しかしスタイリッシュも兼ね備えているため、男性だけでなく女性ウケも良さそうです。
なお、タイヤは255/55 R18のオフロードタイヤとなっており、ホイールアーチはプラスチックによる被覆、アンダースポイラーはオレンジカラーとなっていて、かなりアクティブな印象を受けるデザインとなっています。

インテリアにおいては、やはり外装と統一感を持たせるためにブラック?紺?とオレンジのバイカラーとなっており、アウトドアを意識して、オーディオやルームライトも取り外しが可能となっています。

関連記事②:トヨタがまたも新たなモデル「Tjクルーザー・コンセプト」を発表。SUV&バンを組合わせた伝統モデル

今月末より開催予定となっている東京モーターショー2017において、トヨタは新型「スープラ」や「クラウン・コンセプト」、新型「センチュリー」、「GR(Gazoo Racing) HVスポーツコンセプト」「SF-Rコンセプト」といった数多くのモデルを発表する予定となっていますが、これらに加えて新たなモデル「Tjクルーザーコンセプト」を発表するとのこと。

この「Tjクルーザーコンセプト」は、T=”ToolBOX(ツールボックス)”、J=”Joy'(喜び)”を意味しており、ファミリーモデルとしてのミニバンのような快適性とSUVのようなパワフルなデザインを掛け合わせた斬新な一台となっていて、この個体を設計した人物は「仕事とプライベートをシームレスにすることができるライフスタイル式の一台」とコメント。

まず、外観を確認していくと、スタイリング全体を含めフードやルーフ、フェンダーが箱型を主張しており、更にはタフなサスペンション、20インチアルミホイールが装着されることで、非常にストロングな印象を与える一台となっています(若干アメ車っぽい)。


サイドから確認していくと、フロントボンネットが前開きとなっていますね。
個人的な考えとして、フロントボンネットが前開きになるのは、フロントノーズ・ショートデッキの個体限定かと思っていましたが、意外にもこういったモデルにも採用しているのは驚き。
フロントドアは通常開きで、2列目はスライドドアとなっていますね。

ちなみに内装は非常に広々しており、フロントから3列目まで全てフラットに前倒し可能で、これはアウトドア用を想定しているとのことで、実用性だけでなく充実した室内空間を提供。

ダッシュボードやセンターコンソール付近は非常にシンプルで、先進的なデザインも取り入れながらも、ちょっとレトロなデザインも残す辺りは、クルーザーモデルの良いところですね。

なお、プラットフォームについては「カムリ」「CH-R」等にも使用されるTNGA(Toyota New Global Architecture)を採用。
パワートレインは、未だ明確ではないものの、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンモデルが濃厚とのことです。