「F1」の後継か?ロンドンにて、マクラーレン「ハイパーGT(BP23)」のプロトタイプらしき個体が目撃に

2020-05-26

マクラーレンのアルティメットハイパーカーモデル「F1」の後継として2019年に登場が期待される「ハイパーGT(コード―ネーム:BP23)」ですが、この個体のプロトタイプと思われる個体がロンドンのセントラル地区にて目撃に。
このプロトタイプモデルは、初期の開発段階にある個体と思われますが、全体的に分厚いカモフラージュが施されていて、ベースとなるスタイリングは「720S」を用いており、以前「P1」の後継モデルとして登場した「マクラーレン・セナ」同様に、ダクト付のフロントヘッドライトが採用される可能性が高そうですね。


マクラーレン「F1」の後継モデルともなれば、やはり大きな特徴ともいえるのが3座シート(フロント1座、リヤ2座)で、今回目撃されている車両は、通常の2シータタイプとなっていますね(もしかしたら、初期の開発段階であることから、シートは「720S」をそのまま流用しているのかもしれない)。

気になるパワートレインについては、「マクラーレン・セナ」や「720S」同様の排気量4.0L V型8気筒ツインターボを搭載し、これに電気モータを加味したハイブリッドモデルとの期待が寄せられており、最高出力は1,100ps以上、最高時速390km/h以上といわれていますが、この辺りはまだまだ未定の領域。

その一方で、販売台数は「F1」と同様に世界限定106台としていますが、既に完売状態となっています。
価格は驚きの約2.9億円とのことですが、パガーニ「ウアイラ・ロードスター」(約2.8億円)よりも若干高めの価格設定となっており、マクラーレンの強気な姿勢が見られますね。

なお、「ハイパーGT(BP23)」に関するその他の情報(一部未確定)としては以下の通り

・マクラーレンが独断で選んだ特定のオーナー106人には、「ハイパーGT」のサンプルを販売済み
・長距離移動時の快適性を向上させるために、サスペンションとエアロダイナミクスを最適化
・「サーキット最速」を目指すのではなく「信じられないほどのロードカー」を目指す
・「ハイパーGT」は「F1」と同様に3座シート
・運転席は非常に広々としているが、後ろ2席は若干狭め
・「ハイパーGT」はMSO部門が担当
・販売車種はクーペのみで、それ以外の販売計画は無し

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Reference:autoevolution