ライバルは「ウルス」?中国メーカ・NIOが650馬力のEV SUV「ES8」を発表【動画有】

2020-05-27

今年の初め、ドイツ・ニュルブルクリンクでの市販車最速ラップタイムを更新した中国メーカ・NIOのEVスーパーカー「EP9」。
この中国メーカ・NIOから、新たなハイパフォーマンスモデルとなるSUV「ES8」が発表されました。
この個体は、オールアルミ製のボディとシャシーを持ち、中国メーカがこれまで生産してきた車両の中で「最もアルミニウムを使用した個体」であるとのこと。
フロントエンドのデザインについては、「EP9」を踏襲したデザインのようにも見えますが、どことなくランボルギーニ「ウルス」のデザインやシトロエン「C3」のような鋭さを持ったヘッドライトが特徴的ですね。

【関連記事】
中国の電気自動車・NIO「EP9」がニュルにてラップタイム6分45.9秒に更新。ランボルギーニを撃破【動画有】
中国の電気自動車・NIO「EP9」のニュルラップタイムが動画に公開【動画有】
ニュルブルクリンクでの【AWD/EV/プラスα】最速記録は?2017年最新版をまとめてみた


スタイリングとしては、ファミリー向けのSUVといった印象で、クーペタイプにはちょっと程遠い風にも。
パワートレインとしては、2基の電気モータを搭載し最高出力650ps、最大トルク840Nmを発揮。0-100km/hの加速時間は4.4秒にて到達と中々のハイスペックで、ランボルギーニ「ウルス」をライバルとしてのスペックなのかもしれません。
バッテリー容量は70kWhと大容量で、最大航続可能距離は355kmを実現。
バッテリーは交換が可能で、作業時間は約3分程。なお、NIOは将来的に1,100個所以上のパワー・スワップステーションを建設する計画を持っており、約10分の充電で約100km走行可能な急速充電システムを構築する模様。

技術面においては、高度な運転支援システムを提供するため、フロントカメラを4台、5台のミリ波レーダー&ドライバモニタカメラ、12台の超音波センサを設定。
また、安全支援サポート技術として、自動緊急ブレーキ、渋滞アシスト、高速道路でのプリクラッシュミリ波レーダーシステム、ブラインドスポットモニター、交通標識認識システム、車線逸脱警報システムを標準装備。
その他の最先端機能としては、「世界初の車載AIシステム”NOMI”」を採用するとのことで、様々な状況下において、ドライバをストレス無く道案内していくシステムを搭載。

インテリアについては、意外にも実用性重視の3列タイプ7シータを設定。
高品質な素材と高度な技術を備えたインテリアとのことで、ナッパーレザーの室内装飾品やデジタルインストルメントクラスター、縦向きとなる大型インフォテイメントディスプレイ、そしてマイナスイオンを発生する空気清浄システムも装備。

NIO「ES8」の気になる価格帯は約810万円からとなっていて、初回10,000台のみ生産されるファウンダーズ・エディションについては約990万円からの販売となっています。

【NIO ES8 – NIO PILOT Advanced Driver Assistance System (ADAS)】

Reference:CARSCOOPS