McChip-dkrがポルシェ「911タルガ4GTS」をチューン。+100馬力以上で見た目も「911GT3RS」風に

2022-06-29

ドイツ・ケルン郊外に拠点を置くチューナーのMcChip-dkrが、ポルシェ「911カレラ」のタルガトップスポーツモデルとなる「911タルガ4GTS」を過激にチューン。
今回、大幅な出力アップが施された「911タルガ4GTS」ですが、外観の変化としては、「911GT3RS」のようなストレートなスタイリングに近づけるため、ポルシェの純正パーツを流用しながらもフロントバンパーやフェンダー、トリム部をカスタム。
更には、エキゾーストパイプにおいてもトラック重視のカスタムとするためエキゾーストサウンドが変更されています。


足回りにおいては、高さ調整が可能なKWコイルオーバーとPCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)を備え、フロント20インチ、リヤ21インチの「911GT3RS」専用センターロック式ホイールを装着(ちなみに、PCCBのオプションを選択すると、ブレーキキャリパカバーはイエローに)。

内装においても、McChip-dkrの得意とする”Pepita”と呼ばれるチェックパターンを用いることで、レトロな雰囲気を醸し出すスポーツシートを採用。ヘッドレストには”GTS”のロゴも表記されています。
ステアリングホイールにはアルカンターラ、ダッシュボード周りにはレザーシートが使用され、カーボンファイバパーツを全く使用しないところはかなりのハイセンス。

なお、パワートレインについては、排気量3.0L 水平対向6気筒ツインターボエンジンはそのままに、ECUアップグレードにより最高出力450hp→566hp、最大トルク549Nm→675Nmへと向上。
また、これ以外にも新たなダウンパイプやパフォーマンスチップ、スポーツ触媒付のカプリストエキゾーストを含むステージ3の性能アップグレードをインストールすることで、過激な一台へとカスタムされています。

Reference:motor1.com

関連記事:ポルシェ「718ケイマンGTS/911タルガ4GTS」がLAオートショー2017にて登場。4気筒ながらも350馬力超え【動画有】

先日より開催中のアメリカ・ロサンゼルスオートショー2017にて、ポルシェのスポーツクーペモデル「718ケイマンGTS/911タルガ4GTS」が全く同じレッドカラーにて登場。
特に今回登場の「718ケイマンGTS」は、排気量2.5L 水平対抗4気筒ターボエンジンを搭載しながらも、マニュアルギヤボックスの場合は最高出力370ps、最大トルク419Nmを発揮(PDKのオプションともなると419Nmに向上)し、0-100km/hの加速時間は3.9秒、最高時速290km/hにまで到達します。

今回公開されている「718ケイマンGTS」は、アメリカ市場においては来年3月より納車が着々と進められるとのことで、価格帯としては「718ケイマンGTS」が約960万円から、「ボクスターGTS」が約980万円からとなります。
また、今回のGTSモデルにおいては、約40万円の追加オプションにて、メカニカルリヤディファレンシャルロックのクロノパッケージとポルシェ・アクティブ・サスペンションが搭載され、ポルシェ・トルクベクタリング、そしてスポーツエキゾーストシステムも併せて装備されます。

外観においても、非常に映しくまとめられたフロントヘッドライトやリヤテールライト、標準装備となる20インチブラックペイントホイール、ブラックペイントにて塗装されたリヤエキゾーストパイプ、ブラックのGTSバッジを貼付。
また、ドライバがスマートフォンにてその日のドライブ記録や表示、閲覧ができるようなポルシェ・トラック・プレジションアプリが準備。

一方の「ボクスターGTS」については、ステアリングホイールやセンターコンソールアームレスト、ドアアームレスト、シフトゲートをアルカンターラにてまとめられ、追加オプションとしてはバケットシートの設定も可能になっているとのことです。