僅か16台のみ。右ハンドルでロイヤル・パープルの1973年式ポルシェ「911RS2.7」がトリニダードにて発見される【動画有】

2020-05-26

トリニダード・トバゴにて、右ハンドル仕様となる1973年式のポルシェ「911RS2.7」(通称:ナナサンカレラ)が発見され、完全なる修復を行うためにイギリスはポルシェ専門を取り扱うAutofarmにて持ち込まれました。
今回発見されたユニークなポルシェ「911RS2.7」は、別名「トリニダードRS」とも呼ばれていて、恐らく世界でも2台以上は存在しないであろう”ウィングレス”採用の個体となります。


そして、「911RS2.7」は総生産台数1,590台製造していますが、”ロイヤル・パープル”のボディカラーのモデルは僅か16台のみで、更にその内の7台が右ハンドル、更に更にその内の1台がダックテールを搭載しない個体で、今回発見されている個体がその僅か1台となります。

シャシーナンバーとしては、”1,576”とほぼ最後に製造されたモデルとなりますが、右ハンドル仕様としては最後の製造モデルとなります。

製造後、1973年にイギリスにて販売された個体は、トリニダードにて輸送されました。
一体どの程度まで走行されているのかは不明ですが、状態としては修復するには十分すぎるコンディションで、ボディペイントもメインテナンスで何とか補修できそうですね。

なお、これだけ珍しい条件が揃った「911」が登場することは非常に稀ですが、今回修復を担当しているAutofarm作成の一連の修復プロセス動画を作成する予定となっています。

【Trinidad RS – Part One】

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Reference:CARSCOOPS