5,000馬力発生のハイパーカー「デヴェル・シックスティーン(Devel Sixteen)」が様々な理由で開発停止に。その気になる理由とは?

あの5,000馬力発揮のモンスターが開発中止?!

中東が生み出した最高出力5,000hpを発揮する究極のハイパーカー「デヴェル・シックスティーン(Devel Sixtenn)」が、急きょ開発中止され、今後このモデルが市販化されない可能性が浮上しています。

「デヴェル・シックスティーン」は、2013年にコンセプトモデルとして世界初公開され、更に昨年末にはドバイオートショー2017にて、より量産仕様に近いデザインにて登場し、リヤミドシップに大排気量の12.3L V型16気筒クワッドターボエンジンが搭載され、最高出力5,000hp&最高時速514km/hに到達するという、非現実的過ぎるスペックにて登場すると発表されています。

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なぜ開発プロジェクトが停止状態に?

このとんでもない個体の開発サポートを行うのは、アメリカが生み出したハイパーカーモデルScuderia Cameron Glickenhaus「SCG003」や欧州のハイパーカーモデル・アポロ「IE(Intensa Emozione)」の両社からの製造オファーを受けた有名企業のManufattura Automobili Torino(MAT)でしたが、Road and Trackの情報によれば、MATがこのプロジェクトから完全に関与していない(完全離脱した)ことが明らかになり、併せて「デヴェル・シックスティーン」開発プロジェクト自体が停止状態となってしまいました。

そもそもこの大排気量エンジンを搭載すること自体が間違っていた?

「デヴェル・シックスティーン」の開発プロジェクトに関わる人物の情報によれば、この個体を生産するにあたって様々な問題があるとして、その問題の一つに公道走行用に改造された大排気量エンジンを冷却する方法が全く見いだせていないということでした。
エンジンは、ドラッグレースでも活躍するSteve Morris Enginersによって製造されていますが、このエンジン特性をしっかりと把握せずに大胆に搭載してしまったため(そもそも公道仕様として使うにはリスクが高いとのこと)、想定されるであろう冷却効率等を解消できず、ましてやデザイン性においても再設計の必要性が高まっているとして、製品化が絶望的になってきています。

理論と実測は全く別物。実測による問題の解消も無し

そしてもう一つはトップスピードで、「デヴェル・シックスティーン」は理論上として最高時速514km/hにまで到達できると説明していますが、タイヤやシャシー、そして先ほどの冷却効率を考えても、どうあがいたとしても480km/hにすら到達することもできず、そもそもこれだけの速度に耐え得る車両設計がされていないといった衝撃的な発言もしているとのこと。

納車直前だったオーナーはどうするの?

以前の記事では、カナダのスーパーカーコレクターでもあるTonyBet氏に第一号車として納車されることが確定していると報告していましたが、今回の問題からカナダに到着したサンプルはおそらく処分され、改めてデザインや構造の再設計が必要になってくると思われます。

一体いつになったらこの個体が登場するのかは不明ですが、既に排ガス規制が厳しくなっている状況で、ココから開発を再度スタートしても、最低でも4年以上の年月がかかってきますし、2020年以降にはこういった大排気量エンジンの受入れ自体が厳しくなっているかもしれませんね(大排気量で有名なブガッティでさえもハイブリッドの開発を進めているので尚更)。

【اسعار ديفيل 16 الامارتية – معرض دبي الدولي للسيارات 2017】

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Reference:CARSCOOPS

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