原因は一体なに?メルセデスベンツAMGのハイパーカー「One」の納期が9か月遅れになっていたことが判明

納期が9か月も遅れている「One」、一体なぜ?

既にある程度のスペックが確定し、F1技術を取り入れた低排気量&高回転型エンジンを搭載する、世界限定275台販売したハイブリッドハイパーカー・メルセデスベンツAMG「One」。

現在この個体の開発は最終調整に入ってきていますが、それまでの開発は大きく難航し、結果的に納期が当初の予定よりも9か月遅れになっていたことが、メルセデスベンツAMGのボスであるTobias Moers氏とのインタビューにより明らかになりました。

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その原因はエンジンにあった!

トップギアとのインタビューにて、「One」の開発において、F1技術から得られたレース用エンジンには大きな課題が有った模様。
それは、1,200rpmにて安定したアイドリングを得る必要があるとのことで、これが不安定に動作すると排出ガス規制に大きく影響してくるのだとか。

当初、「One」に搭載されていたエンジンは5,000rpmで稼働していたたため、ナンバープレートや排出ガステストを実施する必要のあるマシンともなると、なるべく高効率でエンジンを稼働する必要がありました。
そのために、アイドリング時の回転数は相当に重要であったとTobias Moers氏は語っています。

実際に「One」に搭載されるエンジンは、レッドラインを14,000rpm→11,000まで低下させた排気量1.6L V型6気筒ツインターボエンジン+電気モータを搭載したハイブリッドエンジンで、システム総出力1,000hp以上を発揮します。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.6秒、0-200km/hの加速時間が6秒未満、最高時速は350km/h以上となりますが、これだけのパフォーマンスを発揮することはそこまで難しくなく、やはり肝心なのは排出ガスなどの適合性みたいです。

なお、このエンジンの問題に関して、「One」のオーナーには納期が9か月遅れることは通知済みとのこと。

エンジンの問題が開発が中止になった個体も

よくよく考えてみると、ほぼほぼ完成状態にまで近づいていたのに、最終的にエンジンが原因で開発停止になってしまった個体が最近明らかになっていましたね。
最高出力5,000ps以上を発揮する排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジン搭載の「Devel Sixtenn(デヴェル・シックスティーン)」。

この個体は、またちょっと別のところで問題が発生していたのですが、最終的に開発で大きく影響するエンジンであることがわかってきた以上、やはりハイブリッドや100%内燃機関エンジンに比べて電気自動車の方が開発トラブルは少なそうに感じます(納車後のトラブルは大いにありそうですが…)。

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