マクラーレン「F1」のデザイナーがデンドロビウム・次期EVハイパーカー「XP-2」を開発。「D-1」よりも空力を改善した進化形モデルに

2020-05-27

未だ製造スタートしていないデンドロビウムが新たな次期モデルの開発を発表

イギリスのハイパーカーメーカでお馴染みのデンドロビウム・オートモーティブが、今年10月より最高出力1,800ps以上を発揮する最新EVハイパーカー「D-1」の生産に取り掛かることがわかっていますが、その一方で新たにマクラーレン「F1」のデザイナーであるPeter Stevens’氏が関与する次期EVハイパーカー「XP-2」の開発が進められていることがわかりました。

今回開発が進められている「XP-2」は、上記にもある通りマクラーレン「F1」やジャガー「XJR-15」といった究極のハイパースポーツのデザインと開発に携わったPeter氏が主体となり、プロトタイプモデルではありますが、既にある程度のデザイン性やレイアウト等も決定しているとのこと。


次期モデルといえども主な変更点は外観の”一部”でパワーは変わらず

「XP-2」は、「D-1」に比べて伝統的ともいえるウィングミラーとフロントスプリッターの形状を変更することで空力特性を改善し、更には視覚的な変化を加えることで、よりアグレッシブな外観を手に入れることができるとのこと。

ただ、今回はあくまでも外観のみの変更になるため、パワートレインについては特に変更はないとのことから、中身は「D-1」と考えて特に問題はなさそう。
なお、デンドロビウムの開発企業であるシンガポールのVanda Electrics社によれば、最新のソリッドステートバッテリ等を採用することで、パフォーマンスとしてはシステム出力1,800ps以上/最大トルク2,000Nmを発揮するとのこと。

加えて、車両にはカーボンファイバや高度な複合材料、更にはアルミなどの軽量素材を採用することで車体重量は1,750kgを実現している模様(これが軽いかどうかと言われると非常に難しいですが、どちらかといえば重いほうも…)。

☆★☆デンドロビウム関連記事4選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS