これは一体…1975年式のポルシェ911と993カレラをミックス&ピュアEVに魔改造した猛者現る。64基のバッテリー搭載でトルクモリモリに【動画有】

何と内装にはiPad Miniや縦長ディスプレイが搭載

内装は何とも先進的でレーシーな雰囲気もあるコックピットに進化。

何とステアリングホイールにはiPad Miniが備えられ、更にセンターインパネには超縦長の15インチタブレットを搭載、その下にはバッテリーシステムを表記したデジタルディスプレイが搭載されていますが、何とも先進的で極力物理スイッチを無くしシンプルにレイアウト。

ちなみにこのモデル、過去に音楽祭やラーズアンダーソン自動車博物館のポルシェデイでも出演を果たし、その際にはベストモディファイ部門において優勝を勝ち取った代表的な一台で、最近では様々なイベントにも出展されるほど。

カスタム費用は明確になっていないものの、恐らくはスーパーカーが一台購入できるレベルだと考えられ、見た目やインパクトだけでなく、走りの面でも高い性能を発揮できるのはポルシェだからでしょうね。

サイドから見るポルシェの滑らかなボディスタイルとタルガトップオープンも美しいですが、ドアサイドパネルには”Carrera”ではなく”Electric”のデカールを貼付するあたりもセンス高め。

一体どのような加速と走りを提供してくれるのかも非常に気になる一台です。

【Targa at Zhu’s Life is Beautiful】


最も印象に残っているポルシェの改造モデルといえば…?

なお個人的にポルシェの改造モデルで最も印象に残っているのが、最強のレーシングモデル917を公道仕様に改造し、モナコの郊外をそのまま走行する917の非現実的なシーン。

1970年代スタイルのマルティーニレースとスポンサーデカールを貼付する世界で僅か25台のみ販売された究極のレーシングモデル917ですが、これを改造したオーナーとは、アマチュアレーサーでお馴染みのクラウディオ・ロダダロ氏。

この個体は、1969年にデビューして以来917にて使用される全く同じ排気量4.9L 空冷フラット12気筒エンジンを搭載し、最高出力600hpを発揮する、ル・マンの24時間耐久レースでも大きく活躍した一台となっています。

クラウディオ・ロダダロ氏は、この個体を2016年に購入し、公道にて走行できる方法を探し求めた結果、#917-021と#917-030の2台の917が公道仕様に改造されていたことが発覚。

しかし、これらの個体が公道仕様に改造されたのは1970年代で、当時は道路交通法の規制も非常に簡易的であったことから容易に公道での走行が認められましたが、法規制が一気に厳しくなった今では全く認可されませんでした。

そのためクラウディオ・ロダダロ氏は、917のシャシープレートを提供し、公道走行可能であったことを証明することが最大の近道であったと言いますが、これが認められるのが申請してから約2か月後だったと言われています。

☆★☆ポルシェ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS