マクラーレン最強モデル765LTにMSOモデル”ストラタ(Strata)”が登場。3トーン&グラデーション塗装に450時間、ブレーキキャリパは前後別カラーに
765LTストラタは職人技によって仕上げられた唯一無二の一台
見た目のインパクトからしてとんでもない765LTストラタですが、恐らくボディカラー代だけで国産コンパクトカー1台分が購入できる金額だと思われ、これだけの複雑な色合いを実現するのに450時間もかかっていて、シームレスに統合されるルーフスクープまでも一切妥協なく塗り分けていくマクラーレンの技術力の高さには驚かされるばかり。
実はブレーキキャリパも前後で異なるカラーに
サイドはこんな感じ。
765LTストラタ(McLaren 765LT Strata)の名を呼ぶに相応しい勇ましさがあり、走り抜けていくことで炎をつかさどるようなミステリアスな雰囲気も漂わせています。
ちなみにブレーキキャリパもテーマの一部になっていて、フロントはボルケーノ・レッドなのに対し、リヤはアゾレス・オレンジと、何と前後でキャリパーカラーが異なるという斬新なデザイン。
こういったカスタムは今まで有りそうで無かった設定だと思いますが、ボディカラーのインパクトも手伝って、全く違和感のない足もとに仕上げられています。
リヤデザインは、765LTならではの過激なセンター4本出しマフラーを採用。
グロスブラック仕上げの格納式リヤウィングもインパクトありまくりで、とにかく一つ一つに妥協の無いこだわりが詰まっているのがわかります。
インテリアにもため息がつくほどの拘りが多数
インテリアは非常にシンプルなブラックカラーをベースにしつつ、しかしシートフレームはフルカーボン仕様でスパルタンに、そしてドライバーの体格に合わせて設計されたアルカンターラ製シートクッションとMSOロゴ付きエンボス加工というのも強烈。
このほかにも、ドアシルやオーナメントパネル系は全てカーボンファイバを使用し、プッシュドリンクシステムやステアリングホイールの12時マーカー部分、パドルシフトにはMSOヘリテージ・メンフィスレッドのアクセントが追加されています。
こうしたデザインとグラフィックスを仕上げるのにも14時間かかっているそうで、まさにクラフトマンシップの塊ともいうべき一台だと思います。
ちなみに765LTのパワートレインは、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力765psを発揮。
直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/h加速時間が2.7秒、0-400mの加速時間は9.9秒と驚異的な加速力を発揮します。
既に完売はしているものの、日本市場向けの車両本体価格は4,450万円~となっていて、恐らく今回のMSOモデルともなると乗り出しで優に6,000万円は超えているのではないかと予想されます。
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Reference:CARSCOOPS