ビッグマイナーチェンジ版・レクサス新型IS350 F SPORT Mode Blackに試乗。乗り心地や足回りはガッチガチだけど意外と不快にならない不思議なセダン

早速新型IS350 F SPORT Mode Blackを試乗しよう

早速新型IS350 F SPORT Mode Blackのシートに座り込んでいきますが、やはりワイド&ローが際立ったコンパクトスポーツセダンということもあり、身長182センチの私でも結構姿勢を崩していかないと乗れないので、腰の弱い方は注意が必要かも。

シートベルトをし、シートポジションやサイドミラー、インナーミラーを調整したあとは、強くブレーキを踏みながらエンジンスタータースイッチをON!

ドアや窓を閉め切った状態でも、排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンの重厚感のあるサウンドが結構響き渡り、おまけに両サイド2本出しのクワッドエキゾーストパイプをインストールしているので、その轟音は更に響く印象を受けました(LC500のV8 NAに比べたらかなり静かな方ですが)。


やはり電動パーキングブレーキがあると運転が楽

エンジンを掛けた後は、ブレーキを踏みながらセンターシフトを”D”レンジへとスライドさせますが、新型ISでは電動パーキングブレーキが標準装備されているので、わざわざフット式サイドブレーキを踏むような動作が要らないので非常に楽。

少しアクセルを踏んでクリープ走行させてディーラーを後にしますが、ほんの少しアクセルを踏んだだけでトルクの立ち上がりが物凄く、一気に高回転域まで到達するのは流石V6 NAモデル。

決して甲高いサウンドではないものの、重低音且つ一気に駆け抜けていくような軽やかな走りはスポーツセダンならではで、片側2車線の大通りのなか、ギリギリ法定速度内で車線変更をしても一切ロールが出ないのはグッドですし、結構安心して走れるのも嬉しいポイントだと思います(今回は国道がメインで裏道などは走れなかったので、あくまでもシンプルな走りのみ)。

19インチの鍛造アルミホイール×タイヤの乗り心地はどうなの?

そして最も気になる19インチ鍛造アルミホイール×タイヤの乗り味ですが、これが思ってた以上にロードノイズを拾うような感じではあるものの、だからといってフロント・リヤから突き上げるようなシーンも無かったですし、F SPORT専用本革シートの厚みのおかげで、F SPORT特有のカタい足回りを上手く緩和させているので、決してストレスに感じない不思議な乗り心地。

だからといってNX/RXのF SPORTのような重厚感と適度なカタさとは異なり、新型ISに関してはかなりカタい印象を受けるため、この辺りは上質さとスポーティを上手く両立するために徹底的に研究してきたのがわかるほど。

セダンとSUVの中間サイズに乗っている感覚

あくまでも私個人の感想ですが、ここまで硬い乗り味と座り心地、そして足回りを持ちながら、「これでも全然ロングドライブできるぞ」と思わせるセダンは無く、それこそセダンとSUVの中間的なモデルに乗っているような感覚に。

おそらく高速道路や峠を走れば、更にその印象は変化すると思うんですけど、現時点で国道だけを走った感じは何も不満に思える要素はないですし、むしろ色んなところに行ってみたいと思わせる程。

車格も全然大きいと思わないですし、私が普段乗っているトヨタ新型ハリアーよりも全幅ー15mm(1,840mm)なので、おそらく普段使いで利用しても何の苦にもならないのだと考えています。

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