フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの立ち位置が危うい?クラウン生産終了でSUV風の後継モデルが2022年に登場すれば共喰い状態になる恐れも

新型ハリアーの立ち位置はレクサスNX、クラウン後継SUVの立ち位置はレクサスRX?

こうして見ると、クラウンの後継車種となるであろうハイランダーベースのSUVモデルは(仮名としてクラウン・クロス)、オフロードタイプのランドクルーザー・プラドとは方向性の異なる、ラグジュアリー志向SUV(もしくはシティ派SUV)としてラインナップされることになり、もしかするとコンセプト的には新型ハリアーと被る恐れも。

もちろん、ハイランダーベースということであれば、3列シートタイプで直4ハイブリッド/V6ハイブリッドの2種類が設定されることが予想されるため、レクサスで言えばNX(ハリアー)/RX(クラウンクロス)の関係のようなものなのかもしれません。


最も気になるのはクラウンクロスの価格帯

とは言いながらも、中日新聞が取り上げているような「苦戦するセダンにこだわらず世界市場を見据えて、欧州の高級車ブランドなどが手がける人気のある車形で展開した方が、需要増につながると判断したとみられる」という内容を見る限り、クラウンクロスの価格帯も相当に高額になることが予想され、アメリカ市場価格のハイランダーで約380万円~570万円、ランドクルーザー・プラドで362万円~553万円であることを考えると、クラウンクロスの上級グレードともなれば600万円は下らないのでは?と考えたり。

トヨタ新型センチュリーが和製ロールスロイスを目指すのであれば、クラウンクロスもロールスロイス・カリナンの廉価版のような形で登場する可能性も無きにしも非ずですし、益々方向性が定まらない状態ではあるものの、もしかすると新型ハリアーがクラウンクロスに飲み込まれる以上に、「新型ハリアーの上位版」ということにもなりそう(この辺のつなげ方はちょっと強引だとは重々承知)。

それだけクラウンの現行型が生産終了するというのは衝撃的なニュースでもあるため、約65年間/15代に渡って製造されてきたクラウンのブランドを維持するSUVともなれば、いやでもトヨタのフラッグシップSUVになるかもしれないので、今後注目したい一台でもあります。

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Reference:中日新聞