「ポルシェの事故」が目立った2020年。日本国内では最低4件の事故が発生し、その内半分は死亡事故に…改めてハイパフォーマンカーの運転には注意が必要だ

なお国外も含めたら15件は優に超えているポルシェの事故

2018年11月末、阪神高速道路にてポルシェ・パナメーラ(Porsche Panamera)を216km/hというとんでもない速度にて運転し(しかも無免許)、更に死亡事故にまで発展させた医師の久保田秀哉 被告(52)ですが、2020年11月末の裁判にて懲役8年となり、一、二審判決が確定する予定ですが、このあたりからポルシェの事故が国内外で非常に目立つようになってきました。

そして2020年は、国内外問わずポルシェ絡みの事故がとにかく目立ってしまいましたが、国内にて発生したポルシェの事故件数は4件(あくまでも私が把握している数)で、その内の2件が死亡事故につながっていたことが判明。

一体どのような事故だったのか、改めて時系列順にて見ていきたいと思います。


①:首都高速道路・湾岸線での死亡事故

まずは最も衝撃的だったのが、2020年8月2日の午前8時15分頃、首都高速道路・湾岸線西行き(横浜方面)となる東扇島入り口の先にて発生した、オレンジにブラックのダブルストライプが入ったポルシェ911GT2RSのとんでもない追突事故。

当時この車を運転していた会社役員の彦田嘉之 容疑者(50)によると、「(スピードを)出しすぎちゃった」「速度にして100km/h以上出していたことは間違いない」とコメントしたことが大きな話題となりましたが、これにより追突被害を受けた老夫婦が死亡。

そして追突の瞬間の動画がSNSにてリークされていましたが、ドライブレコーダーの映像を見るからに、明らかに200km/h以上は出ていたとの見方も。

確かに場所としては、道幅も広くてアクセルを踏み込みたくなるような直線が続くため、特にスーパーカー/スポーツカーを所有するオーナー様からすると「速度を出したくなる」という気持ちはあるかもしれないですが、ここまで常軌を逸した速度を出してくると話は別。

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良くも悪くも目立ってしまった未亡人製造マシンの911GT2RS

この事故がきっかけで、911GT2RSに関する問い合わせがポルシェディーラーも多かったそうで、カーセンサーにて掲載されたオレンジ×ブラックの似たような個体が約4,000万円から応談に切り替わるなどの出来事にまで発展し、改めて「ポルシェを操るのは非常に難しい」「(ドライバーの技量が試される)危険な乗り物」であることを再認識させられる事故だったのではないかと思います。

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