これ次期ランクルとカブるのでは…トヨタ新型クラウンSUVはこうなる?ハイランダーをベースにした3列SUVでラグジュアリーに特化したフラッグシップモデルへ

新型クラウンSUVのパワートレインやランクル200/300とのすみ分けはどうなる?

続いて新型クラウンSUVのパワートレインですが、新型ハイランダーがベースになるのであれば排気量2.5L 直列4気筒ハイブリッドと排気量3.5L V型6気筒ガソリンエンジンの2種類がラインナップされる可能性も。

そしてその一方で、仮にこのモデルがフラッグシップSUVとして登場するのであれば、既にラインナップされているランドクルーザー200(Land Cruiser 200)との立ち位置がカブってしまう恐れも(プラットフォームは異なりますが…)。


クラウンSUVはシティSUV、ランクル300はオフロードSUVと細かいジャンル分けでカブリを回避?

しかもランドクルーザー200は、2021年4月に次期ランドクルーザー300としてフルモデルチェンジする計画があり、プラットフォームはTNGAをベースにしたラダーフレーム構造を採用し、パワートレインも排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン+マイルドハイブリッドと、排気量3.3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンの2種類がラインナップされる予定となっています。

▽▼▽関連記事▽▼▽

エンジンや走りの方向性は大きく異なり、ランクル300はオフロードに特化したモデルとなる予定ですが、もしかするとトヨタはTNGA-Kプラットフォームを採用する新型ハリアー/RAV4、TNGA-Cプラットフォームを採用するC-HR/カローラクロス(Corolla Cross)といった形で、同セグメントSUVで更に細かくジャンル分けしていくのかもしれませんね。

そう考えると新型クラウンSUVがシティ派SUV、次期ランクル300がオフロードSUVに分けられるため、立ち位置は同じであるものの、方向性の異なるフラッグシップSUVとしては成り立ちそう。

中日新聞が報道した「SUVに似たタイプ」というのも注目ポイント

とはいえ、まだクラウン・セダンが100%生産終了するわけではなく、2020年11月2日にマイナーチェンジ版として新しく発売されたばかりですから、トヨタから何かしらのアナウンスがあるまでは静かに見届けた方が良さそう。

中日新聞も「SUV」とは言い切らず「SUVに似たタイプ」と説明しているのも気になるところですし、それこそロールスロイス・カリナン(Rolls-Royce Cullinan)のようなハイサイドビークルモデル(ロールスロイスもカリナンはSUVと言っていない)を発表してくる可能性も。

これまでのトヨタにはない、新たなラグジュアリーモデルになるかもしれない一台として期待してみたいところです。

☆★☆関連記事5選はコチラ!☆★☆