結構イケてる!フルモデルチェンジ版・ホンダ新型S2000はこうなる?新型シビック顔でエンジンもタイプRと同じ直4ターボ搭載?

次期S2000タイプRは更に過激な見た目になる?

引続き、ホンダの新型S2000に関するイメージレンダリングを見ていきましょう。

デジタルアーティストのSomak Biswas氏によれば、本格的なS2000タイプRのイメージレンダリングも作成済みで、上の左がその完成図。

丸みを帯びていたボディラインから、角を付けたようなプレスラインやダクト、大口化したサイドエアインテーク、グリルが設けられたフロントバンパー、TYPE Rバッジ、足もとには大口径鍛造アルミホイール、そしてタイプRの大きな特徴でもあるリヤウィングを装着するなど、大きな差別化が多数。

パワートレインも、シビック・タイプRと同じ排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力300ps以上を発揮するとのことですが、そもそも次期S2000の駆動方式は前輪駆動(FF)なのか、後輪駆動(FR)なのか、はたまた四輪駆動(AWD)なのかは一切不明。


次期S2000タイプRの競合はBMWやポルシェ?但しホンダはS2000を販売しない可能性も

なおS2000タイプRの競合モデルには、BMW Z4やポルシェ718ボクスターが含まれているそうで、そう考えると後輪駆動モデルの可能性もありそうですが、そもそも現在のホンダはFRプラットフォームを持っておらず、愚直で真面目なホンダが共同開発にて他社のFRプラットフォームを流用するということも考えにくいですし、そうなると現実的とは思えない組み合わせかも。

ちなみに昨今のホンダは、フィット/N-BOX(Custom)/ヴェゼルとコンパクトモデルが主要となり、一方でシビック・タイプRやNSXは販売されたものの、NSXに関しては国産スポーツモデルの中でも成功した部類には入っておらず、ホンダ自身も新型NSXの当初の人気は”一過性のもの”として増産に踏み切ることはしませんでした。

しかもその後にはF1撤退と大々的に報道されるなど、モータースポーツやスポーツモデルといった分野から少しずつ遠のいている感があり、ホンダは今後コンパクトカーなどの利益率の低いモデルを主力として発売していく可能性があるために、今回の次期S2000も登場する線は限りなく薄そう。

今回のレンダリングは夢のある作品なのは確かですが、現在のホンダの方向性や体力を鑑みると、現実的には無難なモデルを開発・製造することが世の中のニーズにマッチし、新型フィット4/ヴェゼルのようにマイルドでアグレッシブさを抑えたデザインが多くなっていくのかもしれません。

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Reference:Behance