【価格は約4.5億円】ゴードン・マレーのT.50スーパーカー・サーキット仕様「ニキ・ラウダ(Niki Lauda)」が世界初公開!限定25台のみ、車体重量は900kg未満
T.50”Niki Lauda”の工夫はまだまだ終わらない!
引続き、ゴードン・マレーによって生み出されたT.50”Niki Lauda”を見ていきましょう。
エンジンは、ルーフに取り付けられたRAM誘導ボックスを介してリヤミドシップに搭載され、より薄いインコネルウォールを備えた特注のストレートエキゾーストシステムを採用。
エキゾーストサウンドはまさに規格外で官能的でありながら、これらを実現するためにシリンダーヘッドやカムシャフトなどを専用設計に置き換えるなど、改良というよりもピュアスポーツの限界を実現したゴードンマレー渾身の作品と言っても良いのではないかと思います。
ボディはフルカーボン仕様、車高は公道モデルよりも更に低く
ボディパネルはもちろん、超軽量なカーボンファイバにて仕上げられ、ガラスは公道仕様モデルも更に軽いグレーシングを使用。
スプリングやダンパー、アンチロールバーもアップグレードされていますが、車高もフロント87mm/リヤ116mmまでローダウンされているため、もはやサーキット走行以外は絶対許されないレベルの低さでしょうね。
規格外の空力パーツが盛り込まれ、ダウンフォース量は最大1,500kgを発生
リヤビューはこんな感じ。
T.50スーパーカーより採用されているφ400mmの巨大ファンを設け、最新式のアクティブエアロを搭載することで、最大1,500kgのダウンフォースを発生。
もちろん圧倒的な空力特性を向上させるために、リヤディフューザーやリヤウィングならぬ「デルタウィング」、サイドエアインテークへの空気の流れを改善するよう設計されたバージボード、ダイビングプレーン、フロントスプリッターが採用されています。
インテリアはセンターシートだけど3座ではなく2座
インテリアは非常にシンプル且つスパルタン。
ドライバーズシートはフルレーシングカーボンファイババケットシートが採用され、位置はもちろんF1から引き継がれた中央タイプ。
しかもシートレイアウトは、3人乗りではなく2人乗りに限定され、助手席側とは反対に消火器を設けるなど、従来のレーシングモデルでは考えられないような構成になっているのもポイントです。
ちなみにレーシング仕様のニキ・ラウダは、先述の通り世界限定25台のみ販売されたものの既に完売。
オーナー一人ひとりの要望に対応するパーソナライズサービスを提供し、好みのボディカラーやシート形状を実現しつつ、エンジニアリングサポートやピットツールや給油装置のフルセットなど、様々な装備も充実。
気になる価格帯は約4.5億円からとのことで、おそらくオプション込みだと優に5億円を超える究極のレーシングカーと言えるでしょうね。
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Reference:CARSCOOPS