【日本価格は610.5万円から】中国の最高級車・紅旗(ホンチー)新型H9のグレード別価格帯が判明!グレードは6種類、最上級グレードは1,000万円オーバー【動画有】
新型H9の試乗インプレッション動画も公開!
そしてこちらは、早くも海外カーメディアWheelsboyチャンネルが紅旗の新型H9に関するインプレッション動画を公開。
フラッグシップセダンらしい上質な内装やダイナミックなエクステリア、そして試乗インプレッションなどもチェックしています。
ボディカラーは中国人が好みそうなパープルカラーにブロンズ系のアクセントが追加された2トーンカラーに仕上げられています。
新型H9のエクステリアをインプレッションしていこう
見た目としてはロールスロイス・ゴースト(Rolls-Royce Ghost)をイメージさせるような顔つきですが、フロントグリルはパルテノングリルをイメージしたのではなく、「龍の髭」だそう。
このあたりのコンセプトのベースには、中国の歴史を取り入れたデザインや技術が多いものと思われますが、当時創設者である毛沢東の思想も含まれている模様。
なお紅旗(ホンチー)は、ロールスロイス・カリナン(Cullinan)を開発したデザイナーをヘッドハンティングした経緯もあるため、そのデザイナーの力を借りた結果、「ロールスロイスっぽい見た目に仕上げられた」とも考えられます。
リヤビューは非常に個性的で、トレンドデザインを取り入れたセンター直結式の一文字リヤコンビランプを採用。
なお今回のインプレッション動画では確認できませんが、新型H9では「希望の翼」をイメージしたカーテシーランプのギミック要素も含まれているそうで、エントリーグレード以外は全て標準装備とのこと。
こちらはフロントフード。
ブロンズ系のアクセントに、いかにも中国人が好みそうなメッキアクセントのセンターストライプにレッド(紅?)のカラードも追加されていますが、オプションによってカラード部分が変更できるかは不明。
新型H9のボディサイズやパワートレインは?
サイドビューはこんな感じ。
何とも伸びやかな4ドアサルーンで、ボディサイズとしては全長5,137mm×全幅1,904mm×全高1,493mmととにかくビッグサイズ。
参考までに、レクサスのフラッグシップセダンLS500/LS500hのボディサイズは、全長5,235mm×全幅1,900mm×全高1,450mmとなるため、概ねこのモデルに該当するサイズ感といったところでしょうか。
なお新型H9を積極的に取り上げていた「くるまのニュース」は、”中国版センチュリー”と揶揄していましたが、厳密にはこのボディサイズと高級感であれば、BMW・7シリーズやアウディA8、メルセデスベンツSクラス、そしてレクサスLSをライバルとしたフラッグシップショーファーカーが最も妥当ではないかと考えています。
パワートレインも排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載する2.0Tと、排気量3.0L V型6気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載する3.0Tの2種類がラインナップされ、環境法規制に対応した仕様に調整。
紅旗・新型H9のインテリアと試乗インプレッションもチェック
続いて内装も見ていきましょう。
エクステリアに続き、内装も中国車とは思えない程に上質で、上位グレードになるとクーラーボックス(冷蔵庫)やインフォテイメントスクリーン、マッサージシートなどが装備されるとのこと。
インフォテイメントシステム周りやオーナメントパネルも滑らか且つ上質ですし、チリやズレなどは無いですが、あとは長期的に所有して質感が保たれているのか気になるところ。
運転席周りはメルセデスベンツ風。
インストルメントクラスターはフルデジタル液晶を採用し、ナビゲーションディスプレイも12.3インチ以上と超ワイド。
環境法規制を考慮してなのか、アイドリングストップ機能も搭載
センターコンソール周りはこんな感じ。
電子式のセンターシフト手前には、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドが搭載されていますが、どうやらアイドリングストップ機能も設けられているようです(アイドリングストップOFFボタンがある)。
そしてセンターアームレストには、フロントフードのセンターに設けられていたレッドのディテールアクセントも。
このあたりの統一感は非常に素晴らしいと思います。
こちらは後席スペース。
かなり広々としていて脚も快適に伸ばせそうです。
なお格納式センターアームレストには、メルセデスベンツ風の電動パワーシートやシートヒーター/ベンチレーションスイッチも完備。
いよいよ新型H9の試乗インプレッション!気になる乗り味は?
そして最後は試乗インプレッション。
乗り味は非常に上質ですが、競合となるであろうBMWやアウディ、メルセデスベンツ、レクサスに比べるとイマイチというのが正直なところだそう。
しかも今回の動画では触れられていませんが、ステアリングを握るジャーナリストの手がやたらと”振動”しているのが気になるところで、もしかするとステアリング剛性はかなり低いのかもしれず、見た目ではわからない”実際に触れての印象”も全く変化してくるのかもしれません。
【The Chinese S-Class that looks like a Rolls-Royce and Drives like a…】