これは酷すぎる…GQ JAPANがヒュンダイ新型バイヨンに関する見出しタイトルにSEO対策で「新型ヴェゼル」を無理やり使用し大炎上。なお本文にはヴェゼルの文字は一切無し

GQ JAPANが公開した新型バイヨンの記事本文には、「新型ヴェゼル」の記載は一切無し

先述の通り、見出しも中々のものではありますが、それ以上に凄かったのは記事本文。

GQ JAPANAの本文をチェックしていくと、ライバルはルノー新型キャプチャー(Renault New Captur)やプジョー新型2008(Peugeot New 2008)の僅か2車種のみで、肝心の新型ヴェゼルは一切登場せず。

つまり見出しのみ、”旬なモデル”となる新型ヴェゼルの名称を利用し、本文には一切登場しない”釣り”記事になるわけですが、さすがにこの内容をチェックしたユーザーからもバッシングの嵐(こればっかりはヒュンダイ/ホンダ共に損する記事)。

広告なら理解できるけど、もし心からこの車がスタイリッシュと言うのなら、もう2度とGQは買わない。この記事は媒体価値落とす。

他のメーカーのまだ発売もされていない車種をこのような見出しで使うのはいかがなものか。
韓国車だから、ではなく国内メーカーでもこのような書き方は反感買うと思うのだけど、なぜこんな下品な見出しにしたのか知りたい

契約上ヒュンダイ社の広告記事を書く必要があったのかもだが、タイガーウッズの件もあり拡販への訴求力はないと思う。
むしろ事故検証について興味を持っている人の方が多いと思うので、現地取材やメーカー取材をした方がいいと思うし、不完全な記事であっても硬派で好感が持てると思う。
ユーチューバーの方がその点の小回りが利くし、GQに限らず紙媒体が衰退した原因は、この記事が象徴している様に即時性を無視した広告至上主義の姿勢にあると思う。

タイトルだけで読む価値がない記事。
記事を書いた方がそう感じたなら、是非購入してその後のレビューを伝えて欲しいものだ。読まないけど。

なお、GQ Japanが記載している新型バイヨンのターゲット市場は確かに欧州市場ですが、競合モデルの対象はフォード・プーマ(Ford Puma)やフォルクスワーゲン新型Tクロス(Volkswagen New T-Cross)、日産の新型ジューク(Nissan New Juke)、そしてルノー新型キャプチャーとプジョー新型2008となります。


最近のカーメディアは、こうした”旬な新型車”の名前を利用した釣り記事が多くなっている

恐らく他のカーメディアでも、SEO対策も絡めてトヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)やホンダ新型ヴェゼルを無理やりタイトルに持ってくる可能性はありそうですが、少なからず日本市場に導入見込みのあるモデルを対象としつつ、本文にも新型ヤリスクロス/ヴェゼルを盛り込まないと、SEO的にも記事の質が一気に下がってしまうので注意が必要だと思います。

ちなみに、新型バイヨンのパワートレインは排気量1.0L 直列3気筒T-GDiターボエンジンを搭載し、最高出力100ps/最大トルク120psの2グレードがラインナップ(オプションにて48Vマイルドハイブリッドも設定可能)。

パワートレインだけを見ても、新型ヴェゼルは排気量1.5L 直列4気筒ガソリンエンジン/同エンジン+デュアルモーターe:HEVの2グレードとなるため、やはり比較するのは無理がありそうです。

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Reference:GQJapan