フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの安全装備Honda SENSINGでこんなことが起きた。とある条件でヴェゼルが急加速…路外逸脱やクリアランスソナーの精度は?

新型ヴェゼルの予防安全装備はかなり精度が高くなってきている

さてさて、私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼルですが、納車後に細々としたインプレッションを行っていて、Honda SENSINGについても簡単な評価を行ってきました。

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今回は、数多くの方も利用されるであろうHonda SENSINGの「路外逸脱抑制機能」や「前後方クリアランスソナー」、そして「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」について評価していきたいと思います。

特に最後の「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」では、ちょっとした気になる出来事(まだエラーやトラブルとは言い切れない)があったため、この点も詳しくご紹介できたらと思います。


新型ヴェゼルの路外逸脱抑制機能はどうだ?

まずは路外逸脱抑制機能からチェックしてきましょう。

この機能は、車線や草、砂利などの道路境界をはみ出しそうな際や、対向車への接近時に車線をはみ出しそうな際、逸脱を防ぐようにステアリングを制御して回避操作を支援するとともに、マルチインフォメーションディスプレイとステアリング振動、および音で警告するという便利機能。

長時間の運転による疲れ(居眠りなど)により、走行中に気づかない内に中央線を跨いだりするのを防ぐための予防安全装備となりますが、以前私が所有していた新型フィット4(New FIT4)に比べて、敏感に反応することが無くなったように感じられます。

新型フィット4では、中央線や白線に触れることなく、ほんのちょっとでも近づいただけでステアリングの振動や警告音がなっていて、ちょっとした煩わしさもあったりしましたが(かなり敏感に反応していた)、新型ヴェゼルではそういった「線に近づいただけで敏感に反応する」といったはなくなり、適度なアラーム音/ステアリング振動に改善されたのではないかと考えられます。

あくまでもこの点は感覚的なものになってしまうため個人差はあるかもしれませんが、ホンダディーラーの情報によると、路外逸脱抑制機能のセンサー関係が見直しされているとのことですし、もしも「新型フィット4のように路外逸脱センサーはもっと敏感に反応してほしい」という方は、車両設定にて変更可能なので、一度試してみてはいかがかと思います。

路外逸脱抑制機能の感度設定はどうやって変更するの?

ここからは路外逸脱抑制機能の感度設定の変更についてご紹介していきたいと思います。

この変更方法は、あくまでもメーカーオプションのHonda CONNECT9インチディスプレイでの設定方法になるため、ディーラーオプションのHonda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ・ナビゲーションと全く同じとは言い切れない事だけご注意ください。

MOPナビで設定変更する場合は、「HOME」ボタンから「車両設定」をタッチしてください。

「車両設定」の中には、「運転支援システム設定」や「メーター設定」「Hondaスマートキーシステム設定」「ライティング設定」「ドア設定」「パワーテールゲート設定」があるため、この中から「運転支援システム設定」をタッチしてください。

「運転支援システム設定」を選択したら、上の赤四角にある「路外逸脱抑制システム設定」をタッチしてください。

「路外逸脱抑制システム設定」を選択すると、上の通り「アシストタイミング 早め」「アシストタイミング 標準」「アシストタイミング 遅め」「操舵アシストなし 警報のみ」の4種類で設定できます。

新型ヴェゼルのデフォルトは「アシストタイミング 標準」なのですが、もう少し敏感に感知してほしい場合は「アシストタイミング 早め」を選択、もう少し感知を遅くしてほしい場合は「アシストタイミング 遅め」を選択してください。

ちなみに私は、デフォルトの「アシストタイミング 標準」を設定していますが、これでも特に問題なし。

以前の新型フィット4では、「アシストタイミング 標準」でも結構敏感だったので、「アシストタイミング 遅め」に設定していました。

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