フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード(40系)には2.4リッター直4ターボが搭載されるとの噂。レクサス次期NXと同じ新開発エンジンだと思われるも、本当に採用されるのかを考える

フラッグシップ&ラージサイズミニバンに新開発ターボエンジンは魅力的だが?

国産のラージサイズミニバン市場においてはダントツの売れ行きを見せているトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)ですが、2023年以降にデビューと噂の次期型(40系)に新開発直4ターボエンジンが搭載される?との噂が浮上しています。

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これは以前より、自動車情報誌マガジンXさんなどにて度々報道されている内容ではありますが、恐らく次期アルファードにはレクサスのフルモデルチェンジ版・新型NX350と同じパワートレインが採用されるのでは?との見方があるようです。

具体的には、排気量2.4L T24A-FTS型直列4気筒ターボエンジンを搭載し、トランスミッションはダイレクトシフト8速ATのみ、駆動方式は不明ながらもレクサス新型NXでは四輪駆動(AWD)のみが設定されることになっています(しかもグレードはF SPORTのみで、FFの設定無しの割り切り仕様)。


新型NXではスポーツ志向のエンジンとしてラインナップされるが、果たして次期アルファードには適したエンジンなのか?

これはあくまでも個人的な考えではありますが、フルモデルチェンジ版・新型アルファード(40系)には、新開発2.4L直4ターボエンジンは本当に搭載されるのか?という疑問を持っていて…

っというのもアルファードはスポーツ志向のフラッグシップミニバンではなく、あくまでもフラッグシップショーファーカーという立ち位置でもあるため、切れ味の鋭い直線性やハードなコーナリングを求めるようなモデルではないと考えているんですね。

そうなると、新型NX350のようにスポーツグレードのF SPORT一択&四輪駆動(AWD)といった割り切ったグレードとは異なる方向性ですし、新型アルファードは別のエンジンが搭載されるのでは?とも推測(もちろん新型アルファード用にチューニングされるかもしれない)。

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新開発エンジン以外に有力候補のエンジンは?

それでは、新型アルファードにはどういったパワートレインが搭載されるのか?という点ですが、現時点においてトヨタがラインナップしているエンジンで最も濃厚なのは、新型ハリアー(New Harrier)/RAV4などに採用される排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジンと、排気量2.5L 直列4気筒直噴エンジン+ハイブリッドの2択。

さすがにフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(New Land Cruiser 300)のように、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンや、排気量3.3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンの可能性は低いと思いますし、反対に新型ヤリスクロス(New Yaris Cross)や新型アクア(New Aqua)のように排気量1.5L 直列3気筒エンジン+ハイブリッドは力不足。

アルファードは、日本市場だけでなく中国/台湾市場といったアジア市場全体でも幅広く活躍するモデルですし、排ガス規制にも準拠した一台でない限り、今後もラージサイズミニバン市場で生き残っていくにはかなり厳しいところだと思うんですね。

そう考えると、先述のハリアー/RAV4と同じパワートレインが有力候補なのでは?とも考えたり。

ただ排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジンになると、3列7人~8人乗りの大型ミニバンに対して、パワー&トルク不足ということも考えられそう。

そして残るのは排気量2.5L 直列4気筒エンジン+ハイブリッドの一択になってしまうわけですが、果たしてトヨタがハイブリッドのみのラインナップにまとめてくれるのかは疑問(現行30系はガソリンとハイブリッドの2種類をラインナップ)。

既に中国/台湾市場などにてラインナップされているレクサスLM350のように、排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンも濃厚では?と考えたりもしますが、環境法規制や税金面でのことを考えるとあまり現実的ではないのかもしれません。

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結局次期アルファードのパワートレインってどうなるの?気になる続きは以下の次のページにてチェック!