【高速道路試乗編】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアに乗ってきた!新世代ハイブリッドの加速はかなり独特…高速域での安定感、ACCの精度も良い感じだ

ここまでマイルドな見た目なのにスポーティな走りを持ったモデルはアルファロメオ・ミト以来かも

さてさて、2021年7月19日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アクア(Toyota New Aqua)ですが、今回は遂に高速道路での試乗をさせて頂くことに。

当ブログではこれまで、新型アクアの内外装インプレッションや(一般道)公道試乗、そして同車の良い所とダメなところを諸々ピックアップしてきましたが、今回はようやく本来の足回りの良さや動的性能を評価できる高速道路へ。

既に走行性能と高さと安定した足回り、そしてBセグメントハッチバックとは思えないほどのスポーティで質感の高い走りを提供していることは、一般道の公道試乗にて確認済みですが、それ以上の安定感と高速域でのパフォーマンスの高さを高速道路にて発揮してくれることに。

▽▼▽一般道での公道試乗記事はコチラ!▽▼▽

早速新型アクアでの高速道路試乗を実施していきましょう。


新型アクアも「楽しく運転できる」をコンセプトにしているようだ

早速新型アクアで高速道試乗へ。

試乗させて頂いたグレードは、これまでご紹介した通り上位グレードZ(2WD)で、ボディカラーはクリアベージュメタリック。

足もとにはメーカーオプション扱いとなる16インチアルミホイールが装着され、その他ブラインドスポットモニター(BSM)やパノラミックビューモニター(PVM)といった安全装備関連のパッケージングオプションと合皮パッケージを設定しています。

個人的に最も注目しているのは、Zグレードにて装備される「コンパクトカー初」のスウィングバルブショックアブソーバーで、既に一般道でも体感している通り、絶妙なハンドリングとコーナリング性能をBセグメントハッチバックで実現できたことには驚きを隠せませんでした。

「あれっ?確かアクアって子育て世代のファミリーユース向けを中心として、高級志向を持たせたハッチバックだよね?」という疑問もありましたが、どうやら初めての新型車を購入されるユーザーや、独身男女の若者もターゲットにしているとのことで(ディーラー談より)、運転慣れしていない、運転を楽しみたい人でも「アクアってこんなに楽しいクルマだったんだ…」と思わせてくれるようなコンセプトも含まれているようです。

新型ヤリスとの共喰いを覚悟してでも、ハッチバックでトップを狙ってくるようだ

そういった意味では、新型アクアはマイルドとエネルギッシュな顔つきを持つ一方で、中身は計り知れないほどのパフォーマンスを持つ「羊の皮を被った狼」と同じで、「冗談抜きでトヨタは、新型ヤリスと共喰いになってでもトップを獲りに来るつもりだ…」と思わせる程の本気度が伝わってきます。

ちなみにこの日の試乗では、助手席に担当営業さんも同席の上で高速道路試乗をさせていただきましたが、助手席に乗っていてもシートホールド感や縦揺れ・横揺れも少なかったそうで、初代アクアにて感じていたフワフワした乗り心地も解消されているとのこと。

実際私も社用車として初代アクアを所有していましたが、アクア特有の柔らかくもマイルドな乗り心地とは一変し、新型アクアはスポーツ志向にシフトしたようにも感じられますし、新型ヤリスと同じプラットフォームTNGA-Bを採用しながらも、全体の乗り味は似て非なるものであることも確認。

個人的な印象としては、レクサスCT200hに近い乗り心地だと感じていて、「これであれば長時間運転してても疲れないし、どこへでも走れそうだわ」と思わせてくれるほどの安心感もありました。

新型アクアの新世代ハイブリッドによる加速感や安定感は?そしてドライビングサポートのアダプティブクルーズコントロール(ACC)の出来栄えは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!