これがフルモデルチェンジ版・日産の新型シルビア?日産公式が初代をベースにしつつ100%電気自動車に仕上げたユニークなレンダリングを公開

日産公式のレンダリングだとすると、将来的な市販化期待したいところ

さてさて、毎年必ず様々なカーメディアが公開している日産のフルモデルチェンジ版・新型シルビア(Nissan New Silvia)ですが、今回は何と日産公式が「次期シルビアをピュアEV仕様にしたらこうなる?」というレンダリングを公開しています。

日産公式というだけでも「もしかしたら本当にデビューするかもしれない…」と思ってしまうほどですが、今回のレンダリングは、初代シルビア(ダットサン・クーペ)をベースにしつつ、現代的な要素を取り込んだレトロフューチャーなモデルとなりますが、これを作成したのは日産デザインヨーロッパ幹部とデザイナーチームのコラボによって実現したもの。

一体どのようなエクステリアに仕上げられたのか?早速チェックしていきましょう。


近未来的でありながらも、どこかレトロな印象も与える不思議なレンダリング

こちらが今回、日産公式が公開した新型シルビアの完成イメージレンダリング。

ボディスタイルとしては、初代シルビアCSP311型をイメージさせるような2ドアスポーツクーペ、もしくは2ドアセダンに近い印象で、フロントバンパーを見ていくと、ラジエーターグリルなどは装備されていないため、グリルレスバンパーで一目で100%電気自動車であることが確認できるほど。

なお、このレンダリングを作成したマシュー・ウィーバー氏によれば、ピュアEV化することで空気を流し込むためのフロントグリルを大口化する必要が無くなり、設計が非常にスムーズになったそうです。

元々ピュアEVは、内燃機関用のエンジンやトランスミッション、エキマニといったパーツを搭載する必要がなく、その分デザイン面でも自由度が更に向上するとの情報もありましたが、今回の様に初代シルビアのデザインをモチーフにしつつ、現代的な解釈でオリジナリティあふれる設計を施しているところを見ると、「もしかしると将来的に本当に新型シルビアが復活するかもしれない」と期待させてくれるほど。

そしてこちらが別角度から新型シルビアをイメージしたレンダリング。

サイドビューは、先述にもある通り2ドアセダンのようにも見えますし、トップルーフからリヤハッチにかけての流麗ラインはクーペっぽい印象で美しい仕上がりに。

リヤエンドを見ていくと、テールランプは水平基調のLEDランプがコーナー付近まで伸びていく仕上がりになっていますが、この点は昨今のトレンドの一つにもなっている近未来的なデザインに。

ドアハンドルが設けられていないが?

ドアハンドルについては、スタンダードなアウタードアハンドルでもなくなく、ピラーマウント式アウタードアハンドルやフラッシュサーフェス化したポップアップ式ドアハンドルでもない完全自動式。

シンプルな横開きだとは思うものの、キーを持ったドライバーが近づいたときに自動で開閉するのか、それとも別の方法にて開閉できるのかは不明ですが、いずれにしてもちょっと開け閉めは面倒そう。

初代シルビア(CSP311型)はこんな感じ

ちなみにこちらが初代シルビア/ダットサン・クーペ。

昔ながらの2ドアクーペスタイルで、シャシーはダットサン・フェアレディからの流用となっていますが、確かに特徴的なフォルムが先ほどの新型シルビアに上手く引き継がれているように見えます。

パワートレインは、排気量1.6L 直列4気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力90ps/6,000rpmを発揮。

仮にピュアEV仕様の新型シルビアがデビューした場合、バッテリー容量はどれほどになるのか(新型アリアのバッテリーがベース?)、加速性能はどれだけ優れているのか注目したいところです。

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Reference:CARSCOOPS