日本仕様のトヨタ新型カローラクロスの実車を見てきた!車高は意外と低め、車内の質感は少し高め?パノラマルーフは開放的…但しちょっと残念なところも

2021-09-11

日本仕様のカローラクロスの内装もチェックしていこう

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続いて、日本仕様のトヨタ新型カローラクロスの内装をチェックしていきましょう。

運転席は合成皮革とファブリックのコンビシートで、運転席のみ電動パワーシートでの調整が可能(メモリー機能は無し)。

ちなみに電動パワーシートは、新型アクア/ヤリスクロス(Yaris Cross)のような独特の電動パワーレバーではなく、新型ハリアーと同じパワーレバーを採用しています(そのためモーター音はそこまでうるさくなかった)。

前後スライドやリクライニングだけでなく、高さ調整もできる上に、結構低い所まで設定できるので、座高の高い私でもシートへのアクセス(乗降り)はし易いですし、この点は新型ヴェゼルに比べて優れているポイントだと思います。

ただ、シートポジションは「クロスオーバー/SUVにしては結構低い」ため、感覚的にはBMW・X2のようなハッチバックに近いクロスオーバーに乗っている印象です。


メーター類やディスプレイオーディオはどうだ?

ちなみにコックピットはトヨタ車両ならではのレイアウトで、運転席のメーター類はセンターに7インチのTFTマルチカラーインフォメーションディスプレイが搭載され、しかしレイアウト的には新型ハリアー(New Harrier)/RAV4とは異なる独自のアニメーションもあったり(上の画像は海外仕様)。

センターダッシュボード上に設けられた9インチディスプレイオーディオ(メーカーオプション)ですが、こちらもタッチレスポンスや操作性は新型アクア(New Aqua)などのディスプレイオーディオと変わらず。

そして9インチディスプレイオーディオでは、スマホとの連携をしなければ、T-Connectナビキットはもちろんのこと、テレビキットなどのディーラーオプションなども設定しないと全く使い物にならないため、この点は操作性や利便性という面ではかなり残念なところ。

ソコの質感高めなの?センターコンソールボックスにピアノブラック仕上げ

そして個人的にちょっと気になったのはセンターコンソール(上の画像は海外仕様)。

新型カローラクロスHYBRID Zでは、センターコンソールとコンソールボックスが装備されていますが、ボックス周りがハードプラスチックではなく艶有りブラックに仕上げられていたのは意外。

質感を高めるためなのかは不明ですが、コンソールボックスからセンターコンソールに向かって艶有りブラックのオーナメントパネルでまとめているので、この点は競合の新型ヴェゼルでは見られなかったポイントです。

コンソールボックスやバニティミラー・ランプ、給油蓋は?

この他、グローブボックスは結構深さがあってティッシュボックスも余裕で入るほどですし、しかしアッパーボックスが無いため、小物などを収納する際はコンソールボックスにまとめることになりそう(上の画像は新型アクア)。

この他サンバイザー裏にあるお化粧直し用のバニティミラーには、しっかりと夜間にも対応したバニティランプが設けられているので、使い勝手はかなり良いと思います。

あとは給油蓋(フタ)の解錠ですが、この点は新型アクア同様に運転席側とサイドシルの間にある給油レバーを引き上げることでオープンにするタイプ(アウタープッシュ式ではない)。

パノラマルーフはレクサスNXのように一枚ガラスで開放的!

そして新型カローラクロスのグッドポイントが、メーカーオプション扱いとなっているパノラマルーフ。

サンシェードは電動スライド式で、パノラマルーフのチルト&スライドオープン機能は無いものの、フロントからリヤにかけて一枚モノのガラスが張られているため、開放感は抜群(レクサスNXのパノラマルーフと同じ仕様)。

中間には、軋みや強度対策のための支柱やフレームのようなものはないため、見た目も良くて満足度も高いと思います。

後席は1段階リクライニング機能付きでスペースも十分

続いて後席ですが、こちらはオフロード志向のCセグメントSUVという立ち位置なだけあって、足もとのスペースはしっかりと確保されていて、膝先からシートバックまでのクリアランスはコブシ2個分と十分な広さですし、天井も高くて圧迫感は特にありませんでした。

なお後席のリクライニングは1段だけ調整可能で、格納式のセンターアームレスト(ドリンクホルダー)付。

ただ一つ残念なこととして、前輪駆動モデルだからなのかは不明ですが、後席を前方に倒した際にフルフラットにならず、ラゲッジフロアとの段差ができるため車中泊はちょっと厳しいかもしれません。

以上が新型カローラクロスの実車を拝見しての簡易的なインプレッションとなりますが、また正式発表・発売後に試乗なども実施予定なので、改めて細かくインプレッション出来ればと思います。

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