えっ、もう?フルモデルチェンジ版・日産の新型パスファインダーに早くもリコール!走行中にボンネットが開いてしまう恐れ…何かと話題のマセラティもリコール

最悪の場合、フロントフードが開いて追突事故を起こす危険性も

さてさて、2021年夏頃より続々と納車予定となっている日産のフルモデルチェンジ版・新型パスファインダー(Nissan New Pathfinder)ですが、このモデルが発売されて僅か数か月で全数リコールの対象に。

不具合内容としては、どうやらセカンダリーフードラッチリテーナーブラケットの溶接が不十分な状態で製造された恐れがあるとのこと。

この場合、リテーナブラケットが所定の位置から外れてしまい、リテーナーブラケットもフロントバンパーアセンブリから完全に外れる恐れがあるとのことですが、別の言い方をすれば「走行中にフロントボンネットが開いてしまう」という問題に。

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もし走行中にフロントフードが開いてしまうと、ドライバーの視界の妨げになってしまうため、高速道路などでこのような問題が発生した場合は、大変な衝突事故を引き起こす恐れもあります。


リコールの対象台数は顧客に納車された3,000台以上全て

なお日産は、この問題は「溶接装置のメンテナンスの問題」が原因であると語っていることから、車体の設計に問題があるということではなさそう。

日産によれば、2021年6月23日の検査時点で、スマーナ工場にて製造された計4,376台の新型パスファインダーの内、溶接が不十分なモデルが9つ確認されているため、既に納車されている個体を対象に検査する必要があるとのこと。

対象となるのは、2021年6月10日~7月28日に製造された計3,030台(先ほどの工場にて検査されあ4,376台分は除く)の新型パスファインダーのみで、インフィニティブランドなどには影響はないそうです。

走行中にフロントフードが開く問題は、新型コルベットC8でも発生

ちなみに、過去走行中にフロントボンネットが開いてしまう不具合は、シボレーのフルモデルチェンジ版・新型コルベットC8(Chevrolet New Corvette)でも発生していて、既に2件以上の不具合が発生していることから、シボレー側もリコールの対象として対策することに。

なお新型コルベットC8は、これまでに各種空力パーツのネジ止めミスやカラードステッチの質感の低さが露呈してしまっていることから、多くの顧客からのクレームが殺到し大きな話題となりました。

この辺の大雑把さは、国産車(特に日産)だと炎上の対象になりやすいですが、シボレーやフォードなどとなる「アメ車なら仕方ないな」「輸入車はこんなもんだよな」と謎の納得が始まってしまうのも不思議なところです。

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